グーグル(東京都港区)は11月18日、3D地図ソフト「Google Earth(グーグルアース)」が、横浜の建物の3D表示に対応したと発表した。
グーグルアースは、グーグル社が2005年6月から無料で提供しているバーチャル地球儀ソフト。同社は、世界各国の主要都市の建物の3D表示を進めており、国内では、これまでに東京、京都、大阪、神戸の4都市が対応していた。今回、横浜、仙台、さいたまの3都市が新たに詳細な3D表示に対応した。
都市の3D対応は、航空写真やコンピュータグラフィックスなどのデータを組み合わせるグーグル社の技術によってモデル化されたものに加え、企業やユーザーから提供されたデータにより実現している。
横浜では、既に3D表示されていた横浜ランドマークタワーなどの建物に加え、氷川丸、横浜マリンタワー、横浜ベイブリッジ、大観覧車「コスモクロック21」のほか、横浜駅周辺の施設など、多くの主要な建物が詳細な3Dモデルを表示できる。
3D表示は、グーグルアースのソフトを起動して、サイドバーの「建物の3D表示」から「立体写真モデル」レイヤーを選択すると利用できる。また、同社が提供している「Googleビルディング メーカー」を使うことで、建物の3Dモデルをユーザーが自分で簡単に作成することができる。
グーグルアースの最新版のソフトでは、地球上のあらゆる場所で、衛星画像、地図、建物を地球儀を回すように操作して表示できるほか、海底探索や宇宙空間の表示、フライトシミュレータ機能による飛行機の操縦体験や、「ツアー」の録画などが可能。