関内駅近くの吉田町通りで、カクテルイベント「第8回 吉田町Bars'Street(バーズストリート)」が開催されている。
吉田町通りは、伊勢佐木町商店街と野毛地区をつなぐ約250メートルの商店街。画廊や骨董、ダンス教室などアートに関係する店が軒を連ねる中、近年はバーの出店が増えてにぎわいを見せている。今回は、11月7日から14日に開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力)横浜開催キャンペーンとして、27店舗のバーがAPECのメンバーエコノミーにちなみ、それぞれの国や地域の特徴をつかんだオリジナルカクテルを提供する。
カクテルは、日本酒入りの「レディー・クリスタル」(Mirai)、フィリピンのジン ヒネブラ入「ボラカイサンセット」(幻海LOVERS)、さつま司入り「イーリンイージンジャー」(焼酎Bar Danke)、紹興酒チャイナクラブ入り「上海」(BAR Comfie)、ロシアのストリッチナヤ ウォッカ入「アンナ・チャップマン」(竹・バンブー)ほか。
会期中はオリジナルカクテルをスタンプラリー形式で楽しむことができ、カクテルを注文しスタンプ3個を集め応募すると、全員にアサヒビール「ウィルキンソン レッドレーベル(275ミリリットル)」をプレゼント。そのほか、スタンプ3個応募一口でA~E賞(オリジナル パブミラー、ロイヤルウイング食事券、ブリリア ショートショート シアター招待券など)のいずれかが当たるWチャンスを用意する。
吉田町Bars’Street実行委員会は、「伊勢佐木町と野毛に挟まれている吉田町ではバーの件数が多く、その立地条件からか各店舗の親交がとても活発です。Bar’sとしなかったのは、『複数』のバーが一体となっていることを強調したかったからです。バー以外でも、カクテルを提供すれば居酒屋でも、レストランでも参加できるよう門戸を開き、より多くのエッセンスを吸収し、お客様に提供できるように心がけています」と話す。
パンフレットはイベント参加店舗などで配布。開催は11月30日まで(時間や曜日は各店舗による)。
吉田町バーズストリートは、「BARスカーフェイス」(横浜市中区吉田町3)に営業時間終了後に集まる近隣のバーのマスターらの「バー同士のつながりを通して街の活性化に協力したい」という思いで企画され、呼び掛けに応えたバー19店舗により2007年にスタート。バーズストリートでは毎年2回(春秋)定期的にカクテルイベントを実施している。町内会や商店街と協力しながら地域の活性化に積極的に取り組み、今年8月には、通りを通行止めにして夏の夜のストリートイベント「吉田まちじゅうビアガーデン」を初開催した。