横浜の山手地区で12月1日より「山手西洋館 世界のクリスマス2010」が開催されている。
今年で11回目を迎える冬の風物詩で、山手地区に残るかつて外国人住宅として使われていた西洋館7館、山手68番館、クロス・パティオで、世界各国のクリスマスをテーマにした装飾とイルミネーションを紹介する。昨年の延べ入館者数は約21万5千人。主催は横浜市緑の協会。
各館のテーマは、横浜市イギリス館「旧英国総領事公邸のクリスマス」、山手111番館「ドナウに響く鐘の音~リストに捧ぐクリスマス~」、山手234番館「ショパンの国のクリスマス」、エリスマン邸「白い世界のクリスマス」、ベーリック・ホール「フィンランドのヨウル-森と湖のクリスマスウェディング-」、ブラフ18番館「水の帝国」、外交官の家「ロマンティック カントリークリスマス」、山手68番館「テニスコートのクリスマス」、クロス・パティオ「南の島のクリスマス」。
会期中は「山手西洋館 光のファンタジー」と題し各館にイルミネーションを施すほか、リース作りやカード作成、コンサートなど、さまざまなクリスマス関連イベントを実施する。
10日は、ベーリック・ホールでネイティブフィンランド人による「旅行でちょっと使えるフィンランド語」体験レッスン、12日=レコードコンサート「蓄音機で聴くショパンの曲とクリスマスソング」(山手234番館)、23日=水岡のぶゆきグループの野外コンサート「アーベントムジーク」(エリスマン邸)、25日=シンガーソングライター 永瀬もものクリスマスコンサート(クロス・パティオ)など。
23日と24日は、イタリア山庭園の並木・水路に2,000本のキャンドルをともす「キャンドル・カフェ」を開催。開催時間は日没~19時。
横浜市緑の協会 総務課広報係の三谷美砂子さんは「今年は『山手68番館』のテニス関連の装飾を取り入れた演出が注目を集めています。エヴァーグリーンの香りが漂う館内でテニスの雰囲気をお楽しみいただければ」と話す。
開館時間は9時30分~17時(12月22日~24日は19時まで)。各館のライトアップは日没~22時。入館無料。12月25日まで。