映像文化の発信拠点「野毛Hana*Hana」(横浜市中区花咲町1)で12月17日、横浜で活動する社会起業家のプレゼンテーション会「YOKOHAMA SOUP(ヨコハマ・スープ) Vol.4」が開催される。主催は横浜市とETIC.(東京都渋谷区)によって構成された「横浜社会起業応援プロジェクト」。
「YOKOHAMA SOUP(ヨコハマ・スープ)」は、横浜市内の社会起業家や、新しい試みを起こそうとしている人が、自身の活動を広げ、賛同者を得ていくためのプレゼンテーションイベント。起業家、経営者、主婦、ビジネスマン、学生、それぞれが立場を超えて地域のために何ができるか考え、未来のビジネスパートナーや、一緒に当事者として問題を考えていくサポーター役を見つける機会づくりを目的としている。「たくさんの人の知恵が集まって地域にとって味わい深い場になるように」という思いから命名された。
今回は「コンセプトと共感で社会を変える」と題し、無理のない社会貢献の参加を促す社会起業について語る。当日はマーケティングや、商品デザインなどの付加価値によって社会の課題を広報活動している社会起業家の参加を予定している。
出演者は、フェアトレードカカオの直輸入を導入している「チョコレートデザイン」代表取締役の八木克尚さん、NGO・NPOへの募金のポータルサイト「イーココロ!」の運営や映画配給を通じて世界の問題解決に取り組む「ユナイテッドピープル」代表取締役の関根健次さん。ナビゲーターは横浜社会起業応援プロジェクト事務局リーダーの田中多恵さんが務める。
同事務局の田中さんは「YOKOHAMA SOUPは、市内のソーシャルビジネスの担い手の表現の場であり交流し合う創発の場です。今回は、『コンセプトと共感で社会を変える』と題し、紛争や児童労働問題など、世界で起きている問題の解決に向けて、ビジネスを通じてアプローチしている、起業家のお2人が登場します。町中がクリスマスのイルミネーションに彩られる、こんな季節だからこそ、世界の人々の幸せを願いながら、私たち一人一人ができることを考え、語り合うひとときを持てればと思っています。クリスマス風の演出もお楽しみに。皆さんのお越しをお待ちしています」と話す。
開催時間は18時30分~20時45分(開場18時)。参加費500円(ドリンク付き)。定員は50人。申込締切は12月15日(定員に達し次第終了)。