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「横浜ランデヴーストア」がアーティストと地域作業所のコラボ商品販売

横浜赤レンガ倉庫に出店する「横浜ランデヴーストア」(写真は横浜ランデヴープロジェクト事務局の田辺由保さん)

横浜赤レンガ倉庫に出店する「横浜ランデヴーストア」(写真は横浜ランデヴープロジェクト事務局の田辺由保さん)

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 アーティストと障害者施設が協働で開発した商品を販売する「横浜ランデヴーストア」が、横浜赤レンガ倉庫2号館1階(横浜市中区新港1)に期間限定で出店している。

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 横浜市では、2009年より商品開発プロジェクト「横浜ランデヴープロジェクト」をスタートし、横浜市を拠点とする企業や「手作業」による「ものづくり」に取り組んでいる市内の地域作業所とのコラボレーションによるさまざまな商品を製作している。

 期間中は、織物のバッグやポーチ、点字用紙を再利用した封筒・ぽち袋、10種のフレーバークッキーなど、アーティストやデザイナー、イラストレーターと地域作業所が協働で開発したオリジナル商品をワゴンショップで販売する。

 参加アーティストは、アーティストの木村崇人さん、曽谷朝絵さん、acco、松田亜紀子さん。美術作家の井上尚子さん、グラフィックデザイナー so+ba(そば)、ファッションデザイナー矢内原充志さん、典型プロジェクト。男性手芸部員で構成される「押忍!手芸部」、切り絵作家の福井利佐さん、陶磁器作家の葉山有樹さん。

 参加障害者施設は、NPO法人空「風のバード」(中区)、横浜愛育会 おおぐち工房(神奈川区)、横浜市地域作業所 わくわくわーく(神奈川区)、ぐりーんろーど小規模通所授産施設「トロワランド」(神奈川区)、NPO法人中途障害者地域活動センター とつかわかば(戸塚区)、いずみ福祉作業所 ゆう(泉区)、リワーク神奈川(神奈川区)。

 商品は、木質系廃材のEVAを使った多用途マット「MIZUNOWA」「MIZUGOHAN」(曽谷朝絵×風のバード)、手織りの布を使ってデザインしたトートバック「マサコちゃんの時間」(矢内原充志×風のバード)、既成の点字新聞を用いた封筒「look with your hand」(so+ba×わくわくわーく)、さきおり布を使ったカメラストラップ「ミキオくんの眼差し」(矢内原充志×わくわくわーく)、ローズ・バジル・トマト・ローズマリーなど全10種類のクッキー「Flavorsome」(井上尚子×おおぐち工房)など。12月中は毎週土曜に新商品が入荷する。

 横浜ランデヴープロジェクト事務局の田辺由保さんは「点字用紙を再利用して作られた封筒『look with your hand』には、地域作業所『わくわくわーく』で働く人たちの言葉を英語に翻訳し、タイポグラフィーとしてデザインされています。スイス人のデザインユニット『so+ba』が、作業所の人々と耳と声を介さないコミュニケーションで商品を開発したことから『look with your hand』という商品名になりました」と話す。

 開催時間は11時~20時(12月の土曜・日曜、12月22日~26日は21時、12月31日は19時、2011年1月1日は18時まで)。1月30日まで。横浜ランデヴーストアは、クリスマス限定(12月23日~25日)で横浜ベイクォーター(神奈川区金港町1)に出店する予定。

 横浜ランデヴープロジェクトの商品は、横浜美術館、ヨコハマ創造都市センター(YCC)、NPO法人I Loveつづきが運営する「あったかハート横濱良品館」でも一部販売する。

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