水仙が見ごろを迎えた三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で、「新春 盆栽展」が開催されている。
会期中は外苑中央広場に、横浜三溪園皐月会会員が丹精込めて育てたマツ、ウメ、カエデなどの盆栽約100鉢を展示し、盆栽に関する無料相談を受け付ける。
また、同園では1月25日に「三溪園初天神」を開催。当日は本牧神社宮司を祭司に迎え、11時より祈祷(きとう)をおこなう。一般参拝は11時20分頃から受け付け、参拝後は先着150人に合格祈願の鉛筆を進呈する。
会場は三溪園天満宮、雨天決行。三溪園天満宮は、間門の旧家・高梨家が江戸時代に京都北野天満宮から勧請した間門天神がその前身で、1976年に三溪園に遷座(せんざ)した。
園内の三溪記念館では、横浜市の国際的な総合写真イベント「フォト・ヨコハマ2011」の一環として、企画展「三溪園フォトコンテスト20年の軌跡」写真展を開催している(3月15日まで)。
三溪園保勝会事業課 広報担当の吉川利一さんは、「盆栽展は正月の余韻が残る新春の時期だからこそ、じっくり鑑賞していただきたい催しです。限られた鉢の上に大自然の情景を切り取って表現する盆栽は、1点1点に魅力ある世界が広がっています」と話す。
盆栽展の開催時間は9時~16時(最終日は15時30分まで)。入園料は大人500円、65歳以上300円、小学生200円。1月23日まで。