みなとみらいホールで150回目の「オルガン・1ドルコンサート」

横浜みなとみらいホールの大ホール

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 横浜みなとみらいホール(横浜市西区みなとみらい2)で1月26日、「オルガン・1ドルコンサート」が開催される。

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 オルガン・1ドルコンサートは1998年6月にスタートしたクラシック・コンサートで、150回目を迎える。毎月1回・第4水曜に定期開催し、入場料は1ドルもしくは100円(米ドル以外のドル、硬貨でも可能)。大ホール舞台正面に設置されたアメリカのC.B.フィスク社製「パイプオルガン」は、「光」を意味する「ルーシー」という愛称で呼ばれている。

 同コンサートは、多くの市民がクラシック・コンサートに親しめるようランチタイムに開催し、クラシック初心者でも無理なく楽しめる演奏時間(約40分)を設定。また、予約不要、入退場自由、幼児入場可能にするなど、近隣オフィスの勤務者や幼児のいる母親が来場しやすい環境を整えている。

 2010年度は「愛」をテーマにした楽曲を届けており、今回はスロヴァキア出身のモニカ・メルツォーヴァさんが「神聖な愛と世俗の愛」をテーマにしたプログラムを披露する。

 曲目は「グラン・ディアローグ」(ルイ・マルシャン)、「ロマンス」(アントニオ・デ・カベソン)、「ヴォランタリー」(ウィリアム・バード)、「喜び」(ラモー)、日本の歌による即興演奏など。公演終了後は希望者を対象に、4,623本のパイプを持つパイプオルガンの見学会を予定している。

 横浜みなとみらいホールの小泉千恵子さんは、「ルーシーは、港町のオルガン工房で製作され、船で海を渡り港町・横浜に運ばれてきました。輝くような明るい音色を奏でるオルガンで、カモメや船の帆など横浜にちなんだモチーフが各所に施されています。プログラムの中でも注目は、『日本の歌による即興演奏』。どの曲をモチーフにどんな演奏が披露されるのか、モニカさんの描く愛の音楽にご期待ください」と話す。

 会場は横浜みなとみらいホール 大ホール。11時30分開場、12時10分開演、12時50分終演。入場料は1ドルもしくは100円。定員2,020人(自由席・当日先着順)。4月からは、開催日が毎月第4木曜に変わる。

 オルガン・1ドルコンサートには、同ホールのオルガニスト 三浦はつみさんをはじめ、国内外約70人以上のオルガニストが出演し、これまでの動員数は延べ22万人以上。オルガンデュオや声楽、器楽、ダンスとのコラボレーションなども行っている。

 横浜みなとみらいホールは1998年に開館した面積1,944平方メートルのコンサートホール。シューボックス型をベースにアリーナ型の客席配置を取り入れた「囲み型 シューボックス形式」を採用している。大ホールは2,020席(1階1,044席、2階682席、3階294席、車椅子席 10席)。

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