シェアオフィス型ビジネスインキュベーション拠点「関内フューチャーセンター(仮称)」(横浜市中区北仲通3)が3月11日、開所式を開催する。施設オープンは3月14日。
「関内フューチャーセンター」は新たなまちづくりを形成する関内地区の起業家やクリエーターの拠点。コミュニティ発信基地として、社会起業家とアーティスト、クリエーターの集積・コラボレーションのほか、海外ネットワークを構築することで、関内地区のイノベーションを導出し、業務機能を再生することが狙い。
同施設は神奈川県中小企業共済会館の1~2階部分を改装し、1階はフリーアドレス型ワークプレイスと交流スペース、2階は個別専有型ワークプレイスとファシリテーターオフィスで構成。入居料は、1階ワークプレイス=月額15,750円~/初期登録料10,500円。2階個別専有型ワークプレイス=1平方メートル当たり月額10,500円/入居保証金+施設登録利用料。最大150団体が利用できる。現在入居者を募集しており、入居開始は3月14日から。
当日は都市計画家で東京都市大学教授の小林重敬さんによる「地域における新しい施設のあり方」をテーマとした基調講演や、施設の内覧、説明などを行う。オープニングセレモニー&レセプションでは社会起業家やクリエーターによるフラッシュトークを実施。ほかにも、施設名の発表も予定している。
登壇者はNGO・NPOへの募金のポータルサイト「イーココロ!」の運営や映画配給を通じて世界の問題解決に取り組む「ユナイテッドピープル」代表取締役の関根健次さん、横浜市内を中心に若者自立就労支援事業を展開する「K2インターナショナル」岩本真美さん、若者の声や支援現場の情報を伝える就労支援ウェブサイト「ハマトリアム・カフェ」を運営する「シェアするココロ」の石井正宏さんなど。
関内イノベーションイニシアティブ取締役の治田友香さんは「社会を元気にしていく事業を行う人を対象にする施設が新たに誕生します。その第一歩を皆さんとともに共有したいと思っています。当日は、横浜市関係者、地元企業の方々、社会起業家やその支援者などが集まります。ぜひ、お越しください」と話す。
開催時間は16時30分~19時30分(開場16時)。会場は神奈川県中小企業共済会館1階・2階。入場無料(事前申込み制)。