3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震にともない、横浜市内で3月に予定されていたプロ野球のオープン戦や、サッカーJリーグのホームゲーム3月の試合の中止・延期が決定した。
横浜ベイスターズは、横浜スタジアム(横浜市中区横浜公園)で3月12日以降開催予定だったプロ野球オープン戦7試合すべてを中止。ファン5,000人を招待して、14日にパシフィコ横浜で開催を予定していた「横浜ベイスターズ出陣の会」も取りやめとなった。
日本野球機構(NPB)の実行委員会は15日に審議会を開き、NPBとして1億円の義援金を贈ることを決定。今後については、野球を前に進めるという前提で継続協議するとしている。
一方、サッカーJリーグは、3月開催予定のJリーグ(ディビジョン1 第3節、ディビジョン2 第3節~第4節)、2011Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第1節~第2節の全試合の開催中止を決定。
横浜F・マリノスは、3月開催予定のホームゲームを延期し、代替日・試合会場について現時点で未定としている。同チームの施設「マリノスタウン」に併設するトリコロールワン・スタジアムショップ(西区みなとみらい6)は、照明機器の落下などの被害を受け、当面の間臨時休業に。
横浜F・マリノス、キャプテンの中村俊輔選手は「自分も3人の子の親として、テレビで流れてくる子どもたちの映像を見ると、心が痛む。学校などに避難されている方々や停電や食糧不足で困っている方々、寒くて寝られない状況下での生活などを見ていると、自分も可能な限りの支援活動をしていきたい」とコメントしている。
横浜マリンタワーは、横浜F・マリノス、横浜ベイスターズ両チームの応援企画として、ホームゲーム開催日にチームカラー(トリコロール、ブルー)を取り入れた夜間ライトアップを計画していたが中止。通常のライトアップも電気供給不足に備え、自粛している。