横浜市中図書館(横浜市中区本牧原16)で、「フェンスのあったころの本牧~地域の歴史を知るパネル展示と上映会」が開催されている。
1982年に返還されるまで米軍の接収地だった本牧には、現在も洋風の建物が並び、ハロウィンなどアメリカの風習が残っている。今回の展示では、横浜市史資料室や個人から提供された約30枚の接収当時の写真や地図をもとに、本牧の歴史をたどる。
3月24日と27日には、接収初期の横浜のニュース映像「横浜市政ダイジェスト」を参考上映。本牧地域のニュースを含む昭和27年から34年の映像が2回に分けて上映された。
館長の成田幸男さんは「昔の風景と比べられるよう、新たに撮影した現在の本牧の写真も展示しています。年配の方に当時を懐かしんでもらったり、若い方にも新しい発見があれば」と話している。
会場は入口及び2階会議室。入場無料。開館時間は9時30分~17時(計画停電の影響による変更あり)。パネル展の開催は4月10日まで。