横浜にぎわい座(横浜市中区野毛町3)で4月1日、神奈川の偉人を伝える映画上映会「九転十起の男~グッドバイ~」が行われる。
同作品は、京浜工業地帯の形成に尽力した浅野総一郎の物語。横浜市出身の市川徹監督が、家族愛を交えながら、激動の近代日本を駆け抜けた実業家の姿を描いている。浅野総一郎役を演じるのは寺田農さん。
主催は映画制作や配給業を行う「Rei 2 3(レイツースリー)」(中区花咲町11)。提供は京三製作所。ワンコインムービーで、1人500円で鑑賞できる。
映画「九転十起の男」は「浅野総一郎の青春」(2006年)、「激動編」(2007年)、「グッドバイ」(2007年)の3部作あるが、今回は最終章「グッドバイ」(97分)を上映する。
レイツースリー代表取締役の市川監督は「サクセスストーリーの中に実業家たちの『いきざま』が見えてくるが、その『いきざま』を映画にして次世代に伝えていくことが私の仕事です」とコメント。レイツースリーの神津麗子さんは「作品を通して、多くの方に地元の歴史を知ってほしい。この映画をみたら、きっと元気がわいてくると思います」と話している。
会場は横浜にぎわい座 小ホール。開場16時30分、17時スタート。入場料は500円(事前申込不要)。5月に再上映も行われる予定。