ビジネスと社会課題解決を両立させようとする社会起業家を養成するビジネススクール「iSB 公共未来塾」は、関内フューチャーセンター(横浜市中区北仲通3)で開講する第4期(4月16日~6月4日)受講生を募集している。
「iSB 公共未来塾」は内閣府「地域社会雇用創造事業」の一環として社会的企業育成支援事業コンソーシアムが開講するビジネススクール。社会課題の解決に役立つ事業計画を作るためのさまざまな概念から、公民連携・公共サービス改革の最新事例の紹介など実践に役立つ知識まで、ビジネスプランづくりに必要な授業が無料で受講できる(条件を満たす受講生には10~15万円の活動支援金を支給)。
研修プログラムでは約2カ月間に渡り、講座以外にも社会的企業のインターンシップなどを受けることができる。演習では、研修の成果を盛り込んだ社会起業プランや社会的事業の改善計画を作成。起業支援金の総額は2億5千万円。修了生は3カ月間、関内フューチャーセンターのコモンエリアを無料で使用できる。第4期受講生の募集期間は4月15日まで。
また、横浜での講座運営を担当する起業家支援財団は4月9日に交流イベント「とれたてぴちぴちソーシャルビジネス市場」を開催する。ソーシャルビジネス事業者とソーシャルビジネスに関心がある人をつなぎ、販促PR、来場者の交流を促進することが目的。出展者は「AsMama」(中区太田町2)、「えと菜園」(中区山下町91)、「コトラボ」(中区不老町3)など18社。
会場は関内フューチャーセンター。開催時間は13時~16時30分(大交流会=17時~18時)。入場無料(大交流会=参加費500円)。
起業家支援財団事務局長の治田友香さんはiSB公共未来塾について「今回は深谷シネマ代表の竹石研二さんやがん患者をサポートするVOL-NEXT代表取締役・曽我千春さんなどが登壇します。さまざまな企業論にご注目下さい。また、講座を受けること社会起業のプランが書けます。ぜひ受講いただければ」と話す。
とれたてぴちぴちソーシャルビジネス市場について、関内フューチャーセンター事務局担当の森将隆さんは「ソーシャルビジネスに関心がある方、ない方も 何か新しい働き方や、自分でも何かできる事があると気づいてもらえるようなイベントにします」と話している。
主催の「社会的企業育成支援事業コンソーシアム」は、介護・保育、若者自立支援等の分野における起業支援・人材育成を目的とした団体。日本サードセクター経営者協会(東京都)、日本生産性本部(東京都)、起業家支援財団(横浜市)、地域協働推進機構(埼玉県)、市民フォーラム21・NPOセンター(名古屋市)の5者で構成されている。内閣府「地域社会雇用創造事業」の交付金は2年間で7億円。
詳細や横浜での講座の申し込みはiSB公共未来塾横浜事務局ホームページから。