横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)は、4月16日に誕生したフサオマキザルの赤ちゃんを公開している。
フサオマキザルの赤ちゃん(1頭)は、母親「ふじこ」と父親「たくや」の間に誕生。性別は不明で、体長や体重の正確な測定はこれから。ふじこは同園で8回の出産を経験しており、前回は2008年2月にジュンノスケ(オス)を出産している。
フサオマキザルは、霊長目オマキザル科。南アメリカに生息し、体長は約45センチ、体重約3キロ。森林を好み、植物性食物と果実を食べる。今回誕生したフサオマキザルの赤ちゃんはいつも母親の背中で過ごし、飼育係も安心して子育てを見守っているという。
同園は千葉市若葉区での高病原性鳥インフルエンザ発生に伴い、園内「なかよし広場」で行っていたヒヨコ、ニワトリとのふれあいを休止していたが、新たな発生が見られないため、子どもに人気のあるふれあいを再開。小学校や幼稚園の遠足シーズンとも重なり、にぎわいを見せている。
横浜市立野毛山動物園 広報担当の加藤妙さんは「フサオマキザルは動きがとても素早く、表情も豊かで、長い時間見ていても見飽きない動物です。母親のふじこも他のサルと一緒に素早く動きまわるので赤ちゃんが見えづらいかもしれませんが、ぜひかわいらしい赤ちゃんを探してみてください」と話す。
開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。5月は無休。入園料は無料。4月1日に開園60周年を迎えた野毛山動物園は、かつての動物舎や遊園地などの懐かしい写真を紹介する「60周年記念写真展」を5月29日まで開催している。