横浜市内各所でバラが開花し、人々の目を楽しませている。「バラ」は横浜市の花。1989年9月23日に開港130周年を記念して、花と緑あふれる横浜を創造するシンボルとして制定された。
野毛山動物園に隣接する野毛山公園(横浜市西区老松町63)のサンクガーデンには56種170株のバラが植樹されており、現在、2009年に横浜開港150周年を記念してつくられた大輪のバラ「はまみらい」をはじめ、クイーンエリザベス、伊豆の踊子、マリーアントワネット、優花、シェリーメイディランドなどの品種が見頃を迎えている。
週末の14日と15日は穏やかな陽気に見舞われ、散歩やピクニックに訪れた人々が、深紅やオレンジ、イエロー、サーモンピンクなど、色鮮やかに開花したバラの香りをたのしむ姿も見られた。
市内のバラの名所は、山手西洋館(山手111番館、イギリス館)の庭、港の見える丘公園のローズガーデン(80種1,800株)、山下公園の沈床花壇(60種400株)、平沼の英国式庭園「横浜バラクライングリッシュガーデン」(150種520株)。そのほか、アメリカ山公園や横浜市こども植物園など。
山手111番館内「ローズガーデンえの木てい」では、バラの香りがほんのり漂う「バラのシフォンケーキ」(525円)や「バラのソフトクリーム」(340円)を提供している。