横浜企業経営支援財団(横浜市中区太田町2)は6月1日、女性起業家向けシェアオフィス「F-SUS(エフサス)よこはま」の会員利用を開始する。
同施設は、執務スペースや打合せの場所の確保に悩む女性起業家のための会員制シェアオフィス。女性の社会進出を促進するのが狙いで、起業に関する相談に応じるほか利用者同士の交流やネットワークづくりを支援する。
約80平方メートルのスペースに共用デスク8席、打ち合わせスペース4席、個別デスク2席を用意。無線LAN、コピー機のほか、郵便物を保管できるメールボックスなども設置する。女性が代表を務める創業5年未満の市内企業や、1年以内に市内で起業を予定している女性などが対象。「F-SUS」はFemale Start Up Supportの略という。
また、同施設には女性中小企業診断士を中心とした女性起業家支援チームが常駐し、起業についての小さな悩みから経営戦略など、起業や経営についての相談に対応する。
6月20日にはオープンを記念してセミナーを実施。家事についての教育事業を展開する「家事塾」代表の辰巳渚さんによる基調講演のほか、「明日の株式会社」代表取締役の村尾周三江さん、「Cafe Rico」オーナーの重野佐和子さんなど、横浜の女性起業家を紹介する。
横浜企業経営支援財団経営支援部の槇野彰子さんは「スタートアップオフィス『F-SUSよこはま』は女性起業家が成長・発展するための場として設けられた会員制シェアオフィスです。スタートアップ期の種々の課題解決に向けて女性中小企業診断士を中心とした『女性起業家支援チーム』がバックアップいたします」と話す。
定員は24人で、利用料は毎月5,000円。基本登録期間は半年で、最長2年の利用が可能。詳細・問い合わせは横浜起業経営支援財団ホームページから。