みなとみらいのショートフィルム専門劇場「ブリリア ショートショート シアター」(横浜市西区みなとみらい5)で、「カンヌ映画祭特集プログラム」が上映されている。
同プログラムでは、2008年カンヌ映画祭の短編部門パルムドール受賞作品をはじめとする4作品を紹介する。
作品は、パルムドール(最優秀短編映画)を獲得した「メガトロン」(2008年、ルーマニア)、セリフなしの沈黙が緊迫感を伝えるドラマ「夜明け前」(2005年、ハンガリー)、小さなアパートの一室に暮らすひとりの老女と1匹の猫のアニメーション「虹絵」(2006年、インド)、サモア系姉弟のきずなを描いたドラマ「ミルク」(2007年、ニュージーランド)。
館内では、6月1日から15日まで、東日本大震災復興応援プロジェクトの一環として、宮沢賢治「雨ニモマケズ」(英語版)の詩の朗読映像を流すほか、被災者へのメッセージを描いた「Let's Walk Again Tシャツ展」を開催する。
同シアター広報担当の高橋秀幸さんは「カンヌ映画祭では『今日の若き才能こそ明日の巨匠』という信念のもとで短編部門が作られています。世界3大映画祭の短編部門にノミネートされた作品をぜひお楽しみください」と話す。
開館時間は10時~22時。火曜定休。チケットは大人・学生1,000円、小人(3歳~中学生)・シニア800円。「カンヌ映画祭特集プログラム」は6月17日まで。
同映画館では、6月18日より、米国アカデミー賞公認の日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011」が開催される。