日本ミシュランタイヤ(東京都千代田区)は、厳選したレストランとホテルを紹介するガイド本「ミシュランガイド東京・横浜・湘南 2012」(日本語版、英語版)を12月上旬に発行する。
日本では2007年から「ミシュランガイド東京」を発行しており、昨年は新たに横浜・鎌倉エリアを加え、合計312施設(レストラン・料理店266店、ホテル46軒)を紹介する「ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉 2011」を刊行した。
掲載店舗は5つの評価基準(素材の質、調理技術の高さと味付けの完成度、料理の独創性、コストパフォーマンス、常に安定した料理全体)のもと、「1つ星」(そのカテゴリーで特に美味しい料理)、「2つ星」(遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理)、「3つ星」(そのために旅行する価値がある卓越した料理)のいずれかで表示される。
「ミシュランガイド東京・横浜・湘南 2012」の発行に向けては、2010年秋からミシュランの社員である日本人の調査員チームが、湘南のレストランとホテルを匿名で訪れリサーチ。東京、横浜エリアでは、すでに掲載されている店を再度調べると共に、前回掲載されなかった店や新たにオープンした店などを調査している。
発売日や価格は、9月に発表される予定。
日本ミシュランタイヤ代表取締役社長のベルナール・デルマスさんは、「ミシュランガイドは毎年更新し、新しいレストランやホテルを読者の皆様に紹介すると共に、徐々に対象地域を広げています。日本で5年目を迎える今年、鎌倉から湘南へとエリアを広げ、セレクションをさらに充実させることとなりました。週末のドライブや小旅行のお供に活用していただければ」と話している。
ミシュランガイドの初版は1900年8月に発行したフランス版。1920年まで無料で配布されていた。日本では昨年、「ミシュランガイド京都・大阪・神戸 2011」、「ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉 2011」2種類のガイドを発行。
「ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉 2011」には、14軒の「3つ星」(東京のみ)、54軒の「2つ星」(東京、横浜)、198軒の「1つ星」(東京、横浜、鎌倉)のレストラン・料理店・ホテルが選ばれ、横浜エリアでは、約300店舗を事前にリストアップし、専任の調査員たちが調査を行った結果、2軒が「2つ星」、14軒が「1つ星」を獲得した。