神奈川県庁新庁舎(横浜市中区日本大通1)地下売店で6月14日、地産野菜などを生産者が直接販売する「野菜等直売会」が行われる。
この取り組みは、県産の農水産物の地産地消推進を目的に一昨年の10月から始まったもの。同庁舎地下売店の一角で、とれたてで新鮮な「かながわ野菜」や果物、県産素材を使ったパンやケーキ、漬物・惣菜などの加工品を地元の生産者が自ら販売する。
不定的に月2~4回程度開催されており、6月14日は「濱湘」による横浜市と藤沢市内産のキャベツ、レタス、タマネギなどの新鮮野菜と、「横浜シフォン」による県内産の小麦と牛乳を使用したシフォンケーキの販売が予定されている。
神奈川県環境農政局企画調整部かながわ農林水産ブランド戦略課の高野瑛子さんは「直売会は、手にとっていただくきっかけが少ない神奈川県産の農林水産物の地産地消を推進する目的で始めました。消費者と生産者が直接コミュニケーションできる機会でもあり、お客さんとの間で『どうやってつくっているのか、どのように調理したらおいしくいただけるか』などの会話も聞かれます。生産者の顔が見える県産食品の直接販売は、神奈川県の観光と名産品を案内・販売するアンテナショップ『かながわ屋』でも週に数回実施しています。ぜひ、ご利用ください」と話す。
開催時間は12~13時で、商品がなくなり次第終了。
今後は6月23日と27日にも直売会を予定。商品は県内産小麦と天然酵母で焼き上げた無添加パンと牛乳(23日)、県内産の小麦と牛乳を使用したシフォンケーキ(27日)の予定。物産観光プラザ「かながわ屋」(中区山下町1)は、「かながわの名産100選」をはじめ、神奈川県各地の推奨品約1,100アイテムを販売するアンテナショップで、神奈川県全域の観光情報を提供する観光案内所を併設している。