FMヨコハマ(横浜市西区みなとみらい2)は、リスナーや市民から吹奏楽器を集めて被災地の子ども達に贈るというキャンペーンを開始した。現在、楽器の提供を受け付けている。
同局では「HAND IN HAMD ~今、私たちにできること~」と題して、毎月11日に東日本大震災の被災地や被災者に対してできることを考える趣旨で放送を行っている。今回のキャンペーンは、その一環として企画されたもの。
提供を募集するのは、フルートやクラリネット、トランペット、ホルン、トロンボーン、木琴・鉄琴、小太鼓、シンバルなどの吹奏楽器と、譜面台・メトロノーム・チューナー・ミュートなどの備品類。子ども達が気持ち良く受け取れる状態のものであれば新品でなくても可。
提供された楽器は、宮城県吹奏楽連盟の「楽器BANK」を通じて、学校などの被災地拠点に届けられる。また、7月11日9時から同局でオンエアされる番組「THE BREEZE」において、同局レポーターの藤田優一さんが現地から中継を行う予定。
FMヨコハマ広報部の三角文英さんは「被災地では中高生を中心に多くの子ども達が楽器を失くしてしまったとお聞きしています。そこで音楽をお届けするラジオ局としてできることを考え、今回のキャンペーンを実施することになりました。神奈川は吹奏楽の非常に盛んな地域でもあります。楽器や奏でられる音色を通して、被災地に元気をお届けできれば。お手元に眠っている楽器があればぜひご提供ください」 と話す。
楽器の持ち込み受付場所は、神奈川県内の日本通運事業所19カ所。また、FMヨコハマ本社でも6月20日から持ち込み受け付けを行う(平日10~17時)。受付期間は6月30日まで。受付場所の一覧はFMヨコハマのホームページから確認できる。