シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で7月2日より、「ジャック&ベティ的 経済学のススメ」と題して、「ヤバい経済学」・「幸せの経済学」2作品が同時上映される。
作品「ヤバい経済学」(2010年)の原作は、経済学者スティーヴン・D・レヴィットと、ジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナーによる書籍「ヤバい経済学」。「常識の裏側にあるホント」をユニークな分析で解説し、400万部のベストセラーとなった同書を、アカデミー賞受賞監督のアレックス・ギブニーがエンターテインメント経済ムービーに仕上げた。
「幸せの経済学」(2010年)では、30年前まで外国人立入禁止地域であったヒマラヤの辺境ラダックの人々が、消費文化に翻弄される姿をもとに、世界中の環境活動家たちがグローバリゼーションの負の側面を指摘し、「本当の豊かさとは何か」を説いていく。
2日は関連企画として、アーティストによる非営利団体「ART LAB OVA(アート・ラボ・オーバ)」が映画館の1階で運営しているアートスペース「横浜パラダイス会館」でイベントを実施。演劇制作者の小手川望さんが「日本の電力会社を考える~チョー初心者向け経済学講座SP」を行う。
シネマ・ジャック&ベティの小林良夫さんは「『ヤバい経済学』は、経済的な分析から社会や人間の裏側を見せてくれる作品で、もう一方の『幸せの経済学』は、グローバル経済を見直し本当の幸せとは何かを考えさせられる作品です。趣向は異なる2作品ですが、映画を通じて経済と向き合った映画をぜひお楽しみいただければ」と話す。
チケットは、「ヤバい経済学」=一般1,800円、大専1,500円、高校生以下・シニア1,000円。「幸せの経済学」=一般1,500円、大専1,200円、高校生以下・シニア1,000円。7月15日まで。