2011-2012シーズンからプロバスケットボール・bjリーグに参入する「横浜ビー・コルセアーズ」の入団記者会見が7月3日、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(横浜市西区北幸1)で行われた。
今回の会見では、6月16日に行われたbjリーグドラフト会議での指名選手に加え、ドラフト外で入団が決まった選手も発表。計4選手が披露された。
ドラフトにおいて1巡目指名を受けたのは、地元横浜出身の山田謙治選手。バスケ強豪校の秋田県立能代工業高校、法政大学を経て、JBLのリンク栃木ブレックスなどでガードとして活躍した。大学4年時には関東大学バスケットボール選手権大会で最優秀選手に選ばれたほか、2006-2007に所属した大塚商会アルファーズでは新人王にも選出されている。
ドラフト2巡目指名は、セネガル出身のファイ・パプ・ムール選手。延岡学園高校(宮崎県)に留学生として来日後、関東学院大学に進学。2メートルの長身プレイヤーで、ポジションはセンター。大学4年時の全日本バスケットボール選手権大会では、リバウンド王・優秀選手賞に輝いた。
ドラフト外で獲得したのは、横浜市出身の堀田剛司選手(スモールフォワード)、横須賀市出身の蒲谷正之選手(シューティングガード)。いずれも県内出身で、JBLや他のbjリーグチームで活躍してきた経験を持つ。
入団に際し4選手はそれぞれ「地元のチーム立ち上げに携われるのが嬉しい」(山田選手)、「自分の長所であるリバウンドと得点を取ることを特に頑張りたい」(ファイ選手)、「今までいろいろなチームを渡り歩いてきたので、その経験を生かして強いチームにしたい」(掘田選手)「1on1やトランジション、アウトサイドなど、得点を取ることに関わるところを見てもらいたい」(蒲谷選手)とコメント。
会見に同席した横浜ビー・コルセアーズ代表の廣田和生さんは「10月のシーズンインまでいよいよ100日を切りました。そして新チームのファーストシーズンを戦う選手たちを迎えることができたことに私自身も興奮しています。彼らには広く横浜市民や神奈川県民の皆様に愛されるようなチームづくりを担っていってほしい」と話した。
今後はさらにトライアウトなどでメンバーの獲得を進めるほか、ヘッドコーチの決定に向けても交渉が進められているという。また、2011-2012シーズンのゲームスケジュールも決定。横浜ビー・コルセアーズは、10月8日に横浜文化体育館でリーグ2連覇中の浜松・東三河フェニックスとの開幕戦を迎える。