シェアオフィス型ビジネスインキュベーション拠点「関内フューチャーセンター」(横浜市中区北仲通3)の愛称が「mass×mass関内」に決定。施設のテイキングオフイベントが7月7日に開催される。
「mass×mass関内」は新たなまちづくりを形成する関内地区の起業家やクリエーターの拠点。コミュニティ発信基地として、社会起業家とアーティスト、クリエーターの集積・コラボレーションのほか、海外ネットワークの構築などにより、関内地区のイノベーションを導出し、業務機能を再生することを狙いとしている。
同施設は神奈川県中小企業共済会館の1~2階部分を改装し、1階はフリーアドレス型ワークプレイスと交流スペース、2階は個別専有型ワークプレイスとファシリテーターオフィスで構成。入居料は、1階ワークプレイス=月額12,600円、初期登録料=10,500円、入居保証金=10,000円、メールボックス=2,100円。2階個別専有型ワークプレイス=1平方メートル当たり月額10,500円、初期登録料1人当たり10,500円、入居保証金は賃料の2カ月分。最大150団体が利用できる。
当日は社会起業家によるトークセッションや、チベット文化圏に属するラダック地方に迫る近代化の波を描いたドキュメンタリー映画「幸せの経済学」の紹介、韓国で活躍している社会的企業「SOODA」の被服作品展示などを実施。
登壇者はソーシャルカンパニー(東京都千代田区)代表取締役の市川裕康さん、春蒔プロジェクト(渋谷区)代表取締役の田中陽明さん、コクヨファニチャー(大阪府大阪市)の八塚裕太郎さん、NPO法人カット・ジェーピー(渋谷区)代表の早田吉伸さん、慶応義塾大学大学院(港北区)教授の前野隆司さん、ユナイテッドピープル(千葉県いすみ市)代表取締役の関根健次さん、コトラボ(中区不老町)代表の岡部友彦さん。進行は、地域協働推進機構(埼玉県鶴ヶ島市)代表取締役・藤倉潤一郎さんが務める。
関内イノベーションイニシアティブ取締役の治田友香さんは「あたらしい働き方、あたらしいプロジェクトを生み出し、プロセスを共有する場など、私たちが目指すものについてお伝えするとともに、トークセッションのご登壇者や参加者の皆様と何かを創発する第1回目の機会としたいと思っています」と話す。
開催時間は18時~21時(開場=17時30分)。会場は神奈川県中小企業共済会館1階・2階。入場無料(事前申込み制、7月6日締切)。