横浜のオリジナルグッズを展開する「エクスポート」(横浜市中区海岸通4)は、横浜開港当時に親しまれたビールを再現した「横浜エール」特別ラベルを限定販売している。
横浜エールは、約150年前、横浜の居留地にあったビアホールで最も飲まれていたというビタータイプの「ペールエール」を、地ビールを製造販売する横浜ビール(中区住吉町6)が現代のプレミアムビールとして再現した商品。ピルスナータイプのビールに比べ、味が濃く苦みがきいているのが特徴だという。
今年が赤レンガ倉庫100周年、横浜マリンタワー50周年というダブル周年となることから、それぞれの歴史的な写真を使った特別ラベル仕様の2種類が制作された。価格はいずれも1本630円(330ミリリットル)。
ラベルには、1938年に製造されたSL「C56型機関車」と赤レンガ倉庫の2ショット写真(横浜都市発展記念館所蔵)と、1961年の横浜マリンタワー竣工当時を記録した写真を利用。
担当するNDCグラフィックスの田中あづささんは「今年は赤レンガ倉庫100歳、マリンタワー50歳をダブルで迎える記念すべき年。記念ラベルは、横浜の歴史を語る貴重なものです。目でもじっくり味わいながら、開港時に流行した味をお楽しみいただければ」と話す。
販売場所は、そごう横浜店、赤レンガ デポ(赤レンガ倉庫1号館1階)、エムエムみやげ(MM線みなとみらい駅改札前)、オンラインショップ「メイドインヨコハマ」ほか。