神奈川県立新ホール「神奈川芸術劇場(KAAT)」(横浜市中区山下町281)で7月16日から24日まで、子どもから楽しめる演劇作品を紹介する「KAATキッズ・プログラム」が開催される。
幅広い年代への演劇の普及を目的とした特別企画で、会期中は演劇やミュージカル、ワークショップなど多彩なプログラムを実施する。
プログラムは全6作品。アンデルセンの名作をミュージカル風に構成した言葉のない人形劇「みにくいあひるのこ」(原作:アンデルセン、出演:シアター・リフレクション)、客席のベッドで寝ながら聞く芝居「親指こぞう-ブケッティーノ」(原作:シャルル・ペロー、演出:キアラ・グイディ、出演:ともさと衣)、おどりの衣裳や小道具、太鼓・鼓などの和楽器に触れながら親子で一緒に楽しめるワークショップ「連獅子ってなぁに??」(出演:アナザー・カンパニー)、サイレントコメディー・デュオ「が~まるちょば」による夏休み特別公演「が~まるちょば サイレントコメディーSHOW」。
そのほか、提携公演として、神奈川県内にある私立高等学校演劇部の相互交流によるレベルアップを目的に継続的に開催されている「第18回神奈川県私立高等学校演劇発表会」、スリランカの絵本を題材にした創作ミュージカル「どどつとどん」(原作:シビル・ウエッタシンハ、脚本:木暮寿子、脚色:森田徹、構成・演出:笹浦暢大)を上演する。
神奈川芸術文化財団 広報担当の熊井一記さんは「神奈川芸術劇場はオープン後、『金閣寺』『太平洋序曲』『スウィーニー・トッド』など、大人向けの本格的な舞台を開催してきました。今回の『KAATキッズ・プログラム』では、子どもや若い方にも親しみやすい、大人と子ども両方を満足させる演劇作品をお届けします」と話す。
会場は神奈川芸術劇場の大スタジオ、中スタジオ。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 045-662-8866:チケットかながわ)。公演スケジュール、料金など詳細はホームーページで。