神奈川県立新ホール「神奈川芸術劇場(KAAT)」(横浜市中区山下町281)で、7月30日より「KAATストリートダンスフェスティバル」が開催される。
同フェスティバルは、パフォーミングアーツ界の最新ムーブメント「ヒップホップダンス(ストリートダンスの舞台作品)」に焦点をあて、海外アーティストによる舞台公演、ダンスコンペティション、ダンスワークショップ、フリンジイベントなど、さまざまな次元からストリートダンスの魅力に迫る。
「HIP HOP GALA(ヒップホップ・ガラ)」(8月5日~7日)では、欧米舞台芸術界で注目を集める「ヒップホップダンス」の人気グループ3組が出演し、3つの舞台作品を上演する。
11人の若きブラジル人ストリートダンサーから構成されるヒップホップダンスカンパニー「カンパニー・カフィグ」は、作品「AGWA(アグワ=水)」と「CORRERIA(コレリア=失踪)」。韓国の2グループで結成される「ラスト・フォー・ワン&ギャンブラー・クルー」は、世界初公開となる新作「FLYER(フライヤー)」を披露する。
7月31日には、ストリートからオリジナルまで、身体表現と舞台演出を審査対象とした、一般公募による15分以内のダンス作品コンテスト「シアトリカル」を実施。上位入賞者は、ヒップホップ・ガラで入賞者パフォーマンスを行う。
ダンサーの森山開次さんは「ストリートダンスは今や、世界的なダンス、そしてアートだ。突き上げられるリズムや、関節の妙技、街角で生まれた彼らのムーブメントは、国や文化の垣根を越える。単なる娯楽的なダンスではなく、心と現代社会に訴えかける強いエネルギーをもって生まれたダンスなのだ。カンバニー・カフィグがそれを照明している。今回のKAATストリートダンスフェスティバルは、日本のアートシーンに大きな影響を与えるに違いない」とコメントしている。
会場は神奈川芸術劇場ホール。入場料は、「ヒップホップ・ガラ」=S席5,000円・A席3,000円・B席2,000円、「シアトリカル」=前売2,000円・当日2,500円(自由席)。チケットは神奈川芸術劇場(TEL 045-662-8866:チケットかながわ)ほか。公演スケジュールなど詳細はホームーページで。8月7日まで。