京急グループのユニオネックス(横浜市西区北幸2)は8月5日、元町の高質食品スーパー「もとまちユニオン本店」(横浜市中区元町4)をグランドオープンした。
もとまちユニオン本店は、輸入食材を中心とした食材を提供するスーパーマーケットとして1958年に開業した高級食品スーパーの老舗。今回のリニューアルでは、エスカレーターとエレベーターを新設し、店内の回遊性や利便性を向上したほか、地下1階を新設、ユニオンオリジナルのプライベートブランド商品を豊富にそろえ、売場全体の見直しを図るなど旗揚店としての機能を強化した。地下1階、地上2階建て。店舗面積は計833平方メートル。
新設された地下1階は、「ユニオンマルシェ」として生鮮食品を中心に展開。野菜・果物や輸入フルーツを販売する青果売場、対面コーナーを併設した精肉売場、本牧で水揚げされた新鮮な魚を提供する鮮魚売場、店内加工で出来たての商品を提供する惣菜売場などで構成される。
1階では、輸入食材をはじめとする加工食品やデイリー食品を中心に、新規導入となる全品手作りのオリジナルデリコーナー、神奈川で初進出となる本格ベーカリー「パン・オ・トラディショネル」など。
2階は、キッチン雑貨・輸入洗剤を強化した雑貨売場、輸入菓子を中心とした菓子売場、ワイン&リカーコーナーを設置。元町ショッピングストリートに面した一角には、「もとまちユニオン」らしさを体験できる新しいカフェコーナー「ユニオンカフェ」を新設した。
ユニオンカフェでは、店内の各売り場と連動し、旬のフルーツや焼きたてのパン、ユニオンデリの各種デリメニュー、厳選された特選牛肉を使用したユニオンバーガー、シニアワインアドバイザーおすすめのワインなどを提供する。メニュー例は、ユニオンデリプレート(800円)、本日の焼きたてパン(400円)、ユニオンバーガー(800円)、オリジナルブレンドコーヒー(350円)など。
同店では、「お届け便サービス」を継続して行い、新たにワイン、野菜、チーズの専門スタッフを配置した。入口正面には、店内の全カテゴリーで構成するもとまちユニオン提案コーナーを設置するなど、きめ細やかなサービスを提供していく。
オープニングキャンペーンとして、8月31日まで「限定プレミアムバッグ」や「伊豆長岡京急ホテル」宿泊券、「もとまちユニオン商品券」などが当たるプレゼントキャンペーンを実施している。
京急電鉄広報課の藤島亜望さんは「『伝統と革新』をキーワードに、創業以来約50年にわたり築き上げてきた『輸入食材』や『高品質な食材』へのこだわりをそのままに、商品・サービスにさらに磨きをかけ、創業地である元町で『もとまちユニオン』の本店として新たに生まれ変わりました。今後とも『もとまちユニオン』のフラッグシップとして、さらには元町ショッピングストリートの顔として、お客様に愛される店舗を目指します」と話す。
営業時間は10時~22時。
ユニオネックスは2008年10月に京急グループに入り、現在、県内7カ所で「もとまちユニオン」を展開している。ユニオネックスは本店リニューアルを皮切りに、年度内に都心部へ新たに2店舗を出店する予定。