イセザキモール裏に8月10日、クラフトビールを提供する「BAY BREWING YOKOHAMA(ベイ・ブルーイング・ヨコハマ)」(横浜市中区福富町東通2、TEL 045-341-0450)がオープンする。
同店は、地ビールを製造販売する横浜ビール(中区住吉町6)に6年間務めていた横浜出身のビール醸造師の鈴木真也さんが代表を務めるビアパブで、隣接するスペースを設けた小規模醸造所で9月から製造販売を開始する。大阪でビアパブ「Qbrick」の店長をしていた安藤耕平さんと2人でビアパブと醸造所を切り盛りする。
ピアパブのビアカウンターには合計10個のタップを備え、約10種類のクラフトビールを提供する。店舗面積は約68平方メートル。席数は18席。
8月10日から17日はオープニングウィークとして、日替わり10種の樽生ビールを1杯(420ミリリットル)500円で提供。フードは、刺身や季節の水茄子、オランダ生まれのラスポテトなどを中心に、それぞれのビールに合う料理をそろえる。オープニングウィーク後は、ハーフパイント600円~の予定。
オープン日の8月10日に提供するのは、妙高高原 ピルスナー、奥入瀬 ダークラガー、風の谷のビール ピルスナー、日本海倶楽部 ダークラガー、志賀高原 IPA、サンクトガーレン ゴールデンエール、スワンレイク アンバーエール、鬼伝説 ペールエール、ピルスナーウルケル、横浜ビール ヴァイツェンの10種類。
醸造師の鈴木真也さんは、2005年に24歳で横浜ビールに入社し、3年間の下積みの後にチェコで修行し、2008年に醸造長となり、さまざまなビールを醸造してきた。ビアパブに併設された醸造所には、仕込み釜、発酵桶、ろ過槽などを備え、年間で30~40種類の自社ビールを製造する計画だ。チェコから輸入した麦芽でつくるピルスナーと、原料に小麦麦芽も使用するヴァイツェンを定番とし、将来的にはボトルで自社ビールを全国に販売したいという。
鈴木さんは「ビアパブに併設する小さな醸造所の年間総生産量は約20キロリットルを見込んでいます。利益よりもおいしい、いいビールをつくっていくことを目指していくとともに、横浜を世界有数のクラフトビール都市にしていきたい」と話す。
営業時間は平日=17~23時、土曜・日曜・祝日=13~23時。木曜定休。10日は15時オープン。