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地産地消の仕事人、はまポーク使い「横濱焼小籠包」を開発・販売

横浜の食材でつくられた「横濱焼小籠包」

横浜の食材でつくられた「横濱焼小籠包」

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 横浜の地場食材の流通・販売に取り組む「よこはまグリーンピース」(横浜市神奈川区山内町1)は8月14日、横浜の食材でつくった「横濱焼小籠包(しょうろんぽう)」の販売を開始した。

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 これは横浜で地産地消を推進する活動を続けてきて、農林水産省の「地産地消の仕事人」に認定されている椿直樹さんのオリジナル商品の第1号。椿さんは、料理人や市場関係者、生産者、管理栄養士などとともに、横浜の地産地消を進める目的で発足した「濱の料理人プロジェクト」の幹事長や「横浜野菜推進委員会」の代表も務めている。今年3月、地場食材の消費拡大を目的に、商品開発・販売などに取り組む「よこはまグリーンピース」を設立した。

 「横濱焼小籠包」は、手作り生地の中にやわらかくて上品な味わいの横浜産豚肉「はまぽーく」と、横浜生まれの地ビール「横浜ビール」のビール酵母を使っているのが特徴。地産地消を推進する職人が丹精込めてつくった無添加の焼小籠包で、生地は通常の小籠包より厚めでもっちりとした食感が楽しめる。「カリッと焼き上げた香ばしい生地から溢れだす旨みたっぷりの肉汁ごと味わって欲しい」と椿さん。同商品の開発は、横浜市環境創造局の「よこはま地産地消新ビジネスモデル支援事業」にも認定されている。価格は10個入り1,260円。

 販売しているのは、オンラインショップ「椿商店」。オンラインショップのコンセプトは「地恵地楽(ちけいちらく)」。地元の「恵み」を地元で「楽しむ」という、ゆるやかな「地産地消」の形を目指している。今後は飲食店への卸し、ギフトショップやイベント催事での店頭販売を展開していく予定だ。商品を店で提供したいという飲食店も募集している。

 「マルシェなどで地場野菜に注目が集まっているが、今回の新商品は、横浜の豚肉を使った商品。野菜だけでなく、横浜の高品質の豚肉の存在をアピールしたかった。苦労したのは、自分がおいしいと思える味を出すために何度も試行錯誤を重ねたこと。その結果満足がいく商品ができた」と椿さんは商品に込めた思いを語った。

 「横濱焼小籠包」は、8月23日から地ビールレストラン「驛(うまや)の食卓」(横浜市中区住吉町6)でメニュー・お土産として販売を開始する他、8月31日~9月2日までの3日間限定で、横浜メディア・ビジネスセンター1階イベント会場(横浜市中区太田町2)で行われる「関内ビアホール」の会場でも販売される。

 「関内ビアホール」期間は8月31日~9月2日まで3日間限定。営業時間は17時~23時(ラストオーダー22時)。同イベントは「横浜野菜」と「はまぽーく」を中心とした地産地消がコンセプトの期間限定のビアホールで売上金の一部は、東日本大震災で被災した畜産生産者に義援金として寄付される。問い合わせは関内ビアホール実行委員会(TEL 045-461-2989 担当:金子)まで。

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