横浜ランドマークタワー18階の横浜国立大学みなとみらいキャンパス（横浜市西区みなとみらい2）で9月23日、環境活動に取り組んでいる学生団体が日々の取り組みを発表し合う企画「ハマコン」が開催される。

　イベントは「RCE横浜 若者連盟」による主催。運営コアメンバーは主に横浜国立大学、東京都市大学、慶応義塾大学の学生や横浜市役所職員など。

　ハマコンは、横浜で環境活動に取り組む学生団体同士の活動紹介や情報交換を通じて、横のつながりづくりや自分たちの活動を改めて顧みるための場として企画。横浜国立大学や横浜市立大学、東京都市大学などで活動する計6団体が参加し、日頃の活動についてプレゼンテーションを行う。

　当日のプログラムは、開会式を経て各団体による発表と質疑応答を実施。休憩を挟んで交流を兼ねたグループセッションを展開し、再度各団体によるラストアピールタイムに。審査員による投票と集計の間はクイズ形式の「暮らしデザインセミナー」を行い、ハマコン賞1団体の発表と講評の後に閉会式となる。

　審査員を務めるのは、横浜青年会議所2009年国家問題検証特別委員会の岡部祥司さんや横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授の小池治さんほか。影響や継続性、熱意などを評価基準とし、ハマコン賞を受賞した団体には、ホームページサーバー設立援助など、広報面でのサポートが提供される。

　横浜国立大学教育人間科学部3年生で、RCE横浜 若者連盟に発足時から関わっている多田陽香さんは「若者連盟として発足当時からやりたいことを話し合い、その一つとして今回のハマコンを企画しました。当日は会場でコンテストの様子を自由にご覧頂けますので、学生はもちろん、一般の方もぜひ足を運んで頂ければ」と話す。

　開催時間は12時～16時（11時30分受付開始）。観覧無料。希望者は、人数把握のためホームページから事前に申し込みを行う。当日参加も可。

　RCE横浜は地域のESD（Education for Sustainable Development、持続可能な開発のための教育）を進めるための拠点として、2006年4月に発足。若者連盟は、RCE横浜の活動に参加する学生グループを中心に、2010年2月にスタートした。「社会に影響を与えたい」という思いを持ち、環境や経済、教育、持続可能な開発等に興味を持った参加者が、企業や行政、NGO等と協働していくための組織として活動を行っている。