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野毛山動物園で公演「ずうずうしい」-ワークショップ、展覧会も

『ずうずうしい、です。』(2010年9月)撮影:北川桃

『ずうずうしい、です。』(2010年9月)撮影:北川桃

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 横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)で10月8日から10日まで、野毛山動物園×急な坂スタジオのパフォーマンス公演「Zoo Zoo Scene(ずうずうしい)」が行われる。

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 同公演は、野毛山動物園を舞台に開催する「人と動物のつながり」をテーマにした企画。4年目を迎える今年は、振付家の矢内原美邦さんが動物と人間が密接に関わる神話をもとに書き下ろした新作パフォーマンスを披露する。主催は急な坂スタジオ(西区老松町26)。ヨコハマトリエンナーレ2011連携プログラムとして行われる。

 作・振付・演出はニブロール主宰の矢内原さん。出演はカスヤマリコさん、竹田靖さん、稲継美保さん、橋本規靖さん。

 当日は14時より園内の「ひだまり広場」でパフォーマンスを上演後、矢内原さんと飼育担当者によるトークイベント、ガイド付き動物園ツアーを行う。観覧無料(要予約)。雨天決行(会場の変更あり)。

 矢内原さんは「動物園で劇を行うことを考えた時、まず一番始めにでてきたのは、動物と人とのつながり、環境です。動物にふんした役者やダンサーが、動物役としてかつての飼い主との思い出を回想しながら、踊ったりする。人と動物とのつながりを啓発的にナレーションとダンスを通して伝える。沈黙の先にある希望のようなものを野毛山動物園で急な坂スタジオと動物園の人達と一緒にみつけたいです」と話す。

 関連イベントとして、ニブロールの映像作家・高橋啓祐さんと振付家・矢内原さんのユニット「off-nibroll」によるステッカーを使ったワークショップ(会場:急な坂スタジオ、1日・2日)、展覧会(会場:動物園内「しろくまの家」「市電」、3日~10日)を実施する。

 展覧会では、絶滅動物の映像インスタレーション「ドライ・フラワー」をはじめ、野毛山動物園飼育係へのインタビューをもとに制作した新作映像作品、ワークショップで製作したステッカー動物園を展示する。ワークショップ、展覧会ともに無料(ワークショップは要予約)。

 主催する急な坂スタジオ、ディレクターの加藤弓奈さんは「今年は1週間の会期、事前の取材・映像撮影、開園中のパフォーマンスと、さらなる新しい形態に取り組んでいます。創り手と野毛山動物園との協働はここでしか起こらない特別な体験になるはずです」と話す。

 予約・問い合わせは、急な坂スタジオ(TEL 045-250-5388)まで。

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