横浜産の食材と調味料を使用した料理を来店者が料理を審査して「濱の鉄人」を決定する「第2回『濱の鉄人』料理コンテスト」が開催されている。
同コンテストは、「地産地消」をコンセプトに、横浜産の食材を使って新たな横浜名物を生み出そうという試みで、市内の8つの飲食店が「横浜産の調味料を引き立てる地産地消メニュー」をテーマに創作した「コンテスト対象メニュー」を提供する。対象メニューを注文した来店者が料理を審査し、横浜の食材を積極的に料理に使って自らの調理技術で食材を生かした料理を作る「濱の鉄人」を決定する。開催は今回が2回目。
対象メニューで使われる調味料は、「岩井の胡麻油」、「日本味噌の津久井」、「横浜醤油」、「横濱屋本舗のケチャップ」、「HAMA Boom Boom! Projectのハチミツ」の5品。
参加店舗と出品料理は、驛の食卓「王道ナポリタン」(1,200円)、シャン・ド・ブレ「横浜再発見!! 秋のドフィノア」(380円)、ナチュラーレ・ボーノ「セミフレッド・横濱カラメッロ!」(500円)、浜懐石 つねとら「仲秋の月と一献」(1,800円)、まんとうキッチン ベル「ベル風ハンバーグ 津久井在来の味噌汁・ライス付き」(800円)、めぐカフェ「サツマイモと黒ゴマのハニーマフィン」(マフィン単品=200円、野菜スープ・パン・ドリンクとのセット=650円)、横浜国際ホテル「岩井の胡麻油香るハマポークのアッシパルマンティエ」(ランチ=1,995円、ディナー=3,500円のバイキングメニューとして提供)、れすとらん さいとう「濱っぽく! はまぽーくのポシェ 自家製サツマイモのニョッキとともに」(1,785~3,150円のランチコースのメーンメニューとして提供)。
審査は、参加店舗3店以上でコンテスト対象メニューを食べて、投票ハガキに最も気に入った店舗の料理名を記入して応募する。応募者の中から抽選で、横浜ロイヤルパークホテルのペア食事券や、横浜産の野菜と肉の詰め合わせ、横浜産の調味料詰め合わせなどがプレゼントされる。コンテストの開催は10月16日まで。応募の締め切りは10月21日。
コンテストを主催する「濱の料理人」会長の昔宮(せきみや)賢典さんは、横浜国立大学の4年生。高校時代から地元横浜の食に興味を持ち、大学の仲間と「横浜地産地消推進プロジェクト」を立ち上げ、横浜市が開催している「はまふぅどコンシェルジュ講座」で知り合った社会人らと、任意団体「濱の料理人」を発足した。
昔宮さんは「横浜は農業がとても盛んで、さまざまな種類の野菜が作られています。他にもハマポークなどの肉や、長年こだわり続けた生産方法で作られる調味料もあります。横浜は大都市でありながらも、こうした食の魅力にあふれているんだということを、多くの人に知ってもらいたいです」と話す。
濱の鉄人の表彰式は11月5日に、クイーンズスクエア横浜で開催される「よこはま食と農の祭典2011」で行われる。