リンカイツーリストは10月23日、鉄道にまつわる横浜の歴史を巡るガイド付きツアー「横浜のSLを見よう!鉄道の原点を探ろう!」を開催する。
同ツアーでは、通常は一般公開していないSL「C56 139」やディーゼル車を見学し、試乗体験することができる。また、SLをディーゼル車で牽引して実際に走らせる予定(状況により実施できない場合もあり)。
「C56」はかつて機関士養成のために使われていた蒸気機関車で、1950年代の全盛時は横浜でも走行していた。1964年に引退し、現在は本牧駅の舎内に保存されている。神奈川臨海鉄道が保有。
当日は横浜駅に9時集合、16時30分解散(バス移動、徒歩含む)。横浜で生まれ育った佐野純一さんがガイドを務め、横浜本牧駅(神奈川臨海鉄道)をはじめ、日本で初めて鉄道が引かれた初代横浜駅(現桜木町駅)、臨港線跡の汽車道、赤レンガ倉庫脇の駅舎やレール跡、初代鉄道建築技師エドモンド・モレルが眠る山手の外国人墓地、ブリキのおもちゃ博物館など、鉄道にまつわる横浜の名所を巡る。
ツアーには、みなとみらいの運河パークを出発し、南本牧方面まで周遊する「横浜港クルーズ」も組み込まれており、船内で神奈川産の有機野菜を使用した「ハマ弁」を昼食として提供する。
同ツアーを企画した地域任意団体「横浜再発見の会・ハートフィールド」の酒匂景寿さんは「ツアーでは海陸両面からの横浜の生い立ちをご案内します。今回は、鉄道開通月間を祝して、鉄道開業時の初代横浜駅(現桜木町駅)、エドモンド・モレルさんの胸像や墓所で献花を行います」と話す。
開催時間は9時~16時30分。参加料は大人8,600円、小学生7,200円(小学生は保護者同伴)。雨天決行。申し込みは住所・氏名・電話番号を明記の上、リンカイツーリスト 担当・山崎(h-yamazaki@rinkai-tour.co.jp)まで。