三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で10月26日より、秋の風物詩「菊花展」が開催されている。
会期中は約500点の菊花(鉢植え250点、切り花160点、小菊盆栽70点ほか)を展示。大菊、懸崖(けんがい)、江戸時代に各地で生み出された「古典菊」、江戸菊、小菊盆栽、三溪園や神奈川の名所を小菊で表現した「盆景」を紹介するほか、菊苗の販売や園芸相談、トークイベントを行う。
中央広場では、大菊(厚物・一文字)、懸崖、古典菊、江戸菊、福助作り。旧燈明寺本堂=大菊(管物)、だるま作り、切り花。正門藤棚広場には小菊盆栽、盆景、小品盆栽を展示する。
菊花展見どころトークでは、横浜菊花会メンバーが初心者向けに菊花の種類や鑑賞ポイントについて分かりやすく解説する。会場は外苑中央広場で参加費無料。所要時間は各回約 15分で、期間中の土曜・日曜・祝日に実施する。また、開催中の10時~15時30分には菊苗販売も(なくなり次第終了)。
園内の三溪記念館 第3展示室では、三溪園の四季をとらえた応募作品417点の中から選ばれた入賞作品46点を紹介する「フォトコンテスト入賞作品展」を12月20日まで開催している。
三溪園 広報担当の吉川利一さんは「三溪園菊花展は、愛好家が丹精したさまざまな形や種類の菊を一堂に楽しめるのが魅力ですが、会場となる三溪園自体にも菊花展の菊とは対照的なノギクがこの時期咲き乱れます。絢爛(けんらん)と清楚両方の菊花の世界が楽しめる三溪園で、日本の秋をお楽しみください」と話す。
開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。入園料は大人500円、65歳以上300円、小学生200円。11月23日まで。