横浜中華街で11月13日より18日間、食の祭典「第4回『美食節』横濱中華街フ-ドフェスティバル」が開催される。
中華街の食文化発信を目的としたイベントで、期間中はテーマ「一味同心」のもと、「食と健康」に焦点を当てた多彩な催しを実施する。主催は1972年に発足した横浜中華街の街づくり組合「横浜中華街発展会協同組合」。
毎年好評の「点心品評会」は13日、中華街パーキングオープンスペース(横浜市中区山下町94)で開催。先着200人(整理券方式)が19店舗の点心を1個ずつ試食でき、投票でグランプリを決定する仕組みになっている。参加費は1,000円。今年は、横浜市立みなと総合高校と三重県立相可高等学校の学生が共同考案した点心を特別出展する予定。品評会に出品される点心を各店舗で味わえる「点心フェア」も同時開催する(14日~、期間は各店舗による)。
メーン企画となる「新作メニュー発表会」は30日、ローズホテル横浜(中区山下町77)で実施。16店舗が披露する2011年新作メニューを食の専門家であるフードアナリストや招待者、一般参加者が審査し、中華街の新しい名物料理を決定する。昨年は、重慶飯店新館の「海鮮と五目野菜の包み揚げ」がグランプリに選ばれた。
そのほか、洋食の巨匠と中華街がコラボレートし、中華街の各店舗が一夜限りのスペシャルディナーコースを提供する「ワンナイトディナー」、中国茶の種類の見分け方や入れ方、味わい方を専門店の味を楽しみながら学べる「中国茶お楽しみサロン」、横浜中華街に在籍している「横浜中華街コンシェルジュ」がまち歩きツアーでガイドを行う「チャイナタウン・コンシェルジュツアー」、サッカー教室の後、Jリーグチーム「横浜F・マリノス」の食育インストラクターが健康で強くなるための食事のポイントを伝授する「横浜F・マリノス食育料理教室」、シーズン限定のオリジナル上海蟹メニューを提供する「上海蟹フェア」を実施。
横浜中華街発展会協同組合は「伝統を重んじながらも、新しいものを探究し続ける料理人たちのスピリットが一同に集結します。どのイベントも食と健康に焦点を当てたユニークな内容となっており、横浜中華街の魅力や中国食文化の奥深さを体感できる18日間です」と話す。
各イベントの詳細はホームページで。11月30日まで。
横浜中華街では、「横浜から日本を元気に」を合言葉に、11月よりイルミネーションイベント「Y152メモリアル春節燈花」を実施している。