山下公園(横浜市中区山下町279)で11月12日と13日、アフリカ各国の文化紹介を通してアフリカの魅力を伝える「アフリカン・フェスタ2011」が開催される。
同フェスタはアフリカ文化の普及を目的とする参加型交流イベントで、1999年に「日アフリカ交流構想」の一環としてスタート。駐日各国アフリカ大使館・NGO団体関連・国際機関・自治体・民間企業など約120団体が参加し、アフリカを体験・体感できる多彩なイベントを行う。主催は外務省。昨年は2日間で約21万人を動員した。
今年のテーマは「絆、育てよう!」。アフリカ各国の音楽や舞踊、郷土料理、レクチャー、ワークショップなどさまざまなプログラムを実施する8つのテーマゾーンを設ける。
内容は、日本とケニアを拠点に活動するイラストレーター、シーノ・タカヒデさんによるライブペインティング、アフリカ各地の民族衣装を紹介する「アフリカン・ファッションショー」、アフリカンダンスチーム4組によるアフリカン・ダンス・パフォーマンスなど。マリ共和国出身の世界的なキーボード奏者、シェック・ティジャヌ・セックさんのコンサートも行われる。
12日の「TICADトークショー~育てよう!アフリカとの絆~」では、ファッションモデル兼、国連WFP協会(世界食糧計画)の顧問でもある冨永愛さんをゲストに迎え、アフリカ開発や支援に取り組んでいる日本の政府関係者、国際機関関係者、企業関係者が、東日本大震災での支援活動を紹介し、日本とアフリカの絆を深めることの重要性について意見交換する。
会場には、アフリカン大使館コーナーや、アフリカ各国の郷土料理が楽しめる野外レストラン「アフリカンフードコーナー」も。期間中は、アフリカの国々を紹介する子どもの本を集めた「アフリカ子ども図書館」を開設し、家族で楽しめるアフリカの絵本の読み聞かせや絵本展示、キッズワークショップを行う。
アフリカン・フェスタ2011事務局は「現在も復旧・復興に向けた努力を続ける東日本大震災の被災地を応援するとともに、大震災に際して受けたアフリカ各国からの多くの支援について振り返り、アフリカとの協力の重要性を再認識し、日本とアフリカの絆(連帯)をさらに深めるきっかけを提供します。初日のフェスタ終了後は、アフリカを模した1,000個のキャンドルの中で『絆のキャンドルライブ』を行います」と話す。
開催時間は12日=11時~16時、13日=10時~16時。入場無料。雨天決行。