野毛地区振興事業協同組合は12月4日、野毛地区で「第8回野毛大道芸フェスタ」を開催する。
野毛の味覚と大道芸を楽しむことができる地域活性化を目的としたイベントで、今回のテーマは「野毛の祭2~SaiSai~」(祭りの二乗)。
当日は、三崎朝市協同組合が「三崎朝市」でマグロなどの鮮魚や野菜・果物を露天販売し、野毛に軒を連ねる飲食店のうち約20店舗が出店。13時より来場者に「ふぐの唐揚げ」(先着400人)とワインが無料で振る舞われる。
大道芸人による路上パフォーマンスには、身長2メートル以上のカナダ人リビング・スタチュー「ゴールデンマン」をはじめ、セクシーを振りまき練り歩く「セクシー・ダビンチ」、バルーン技の道化師「クラウンJUKA」、美空ひばりの物まね芸人「エンジェルひばり」、チンドン屋「ちんどん芸能社」などが登場。
会場では、劇団「独騎の会」による野毛大道劇のほか、竹馬やベーゴマ、縁台将棋、はさみ将棋、割箸鉄砲、ストローダーツなど「昭和の遊び」も楽しめる。
(旧)COFFEE・SNACK「コロンビア」は、閉店した日本最古のジャズ喫茶「ちぐさ」の常連客らが結成した「ちぐさ会」の協力で1日限定のカフェをオープン。店内では、当時のブレンドを再現した「ちぐさブレンド」(キーコーヒー)を提供するほか、在りし日を振り返るパネル展示やジャズライブを実施する。
野毛大道芸フェスタ実行委員会委員長の小林直樹さんは「戦後、横浜の中心市街地で唯一接収をまぬがれた野毛にはさまざまな食文化が定着しています。昨年テーマにしたクジラ料理と並び、ふぐ料理もその一つ。今回は『なぜ野毛にふぐの店が多いのか』、その謎を解くうんちくチラシやふぐ屋マップも配布します。ぜひ大道芸と下町の味をともにお楽しみ下さい」と話す。
会場は野毛中央通り、野毛仲通り、野毛小路。開催時間は11時~16時。入場無料。小雨決行。問い合わせは野毛地区振興事業協同組合(TEL 045-253-6123)まで。