横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)で12月17日、アマチュア音楽コンテスト「ヨコハマフッド!!2011~STREET MUSICIAN FESTIVAL YOKOHAMA~ファイナル」が開催される。
県内最大規模のアマチュアアーティストコンテストで、新たな音楽文化の創造を目指した、ミュージシャンの活動や交流の場作りを目的とする。2002年1月にスタートし、11回目を迎える今年が最後の開催となる。主催はNPO法人ARCSHIP。
今年のテーマは、昨年同様「パワーソング」。学生部門、一般部門の2部門に計72組の応募があり、テープ審査やライブ審査を通過したアーティスト12組(学生部門4組、一般部門8組)がファイナルステージに進出する。
昨年は3部門で開催し、オリジナルで勝負部門で「Hi-KING BEAR 」、お気に入りのカバー部門に「THE北陸ハリケーンズ」、メンバー全員学生勝負部門に「from a novel」がグランプリに選ばれた。
ファイナルステージでは、音楽業界やメディア関係者による特別審査員と来場客の投票により、各部門1組のグランプリを決定する。グランプリには副賞として、専門学校「横浜ミュージックスクール」のレコーディング権、「月桃荘」「太陽ぬ荘」「スタジオJUST」で使えるスタジオ無料券などが進呈される。
ゲストとして、川崎市にある音楽大学の学生と卒業生で2007年に結成した、トリニダード・トバゴ共和国で生まれた楽器「スチールパン(スチールドラム)」を演奏するインストバンド「Pan Pop Paradise(パンポップパラダイス) 」が出演する。
NPO法人ARCSHIP事務局長の五十嵐洋志さんは「パワーソングとは、当法人が新たに考えた音楽ジャンルで、『ココロの温度が2度上がる曲』です。昨年同様にテーマをパワーソングとしたのは、このような状況下で、音楽を通じて市民の方々に少しでも力を与えられたら、という我々の願いを形にしたかったからです」と話す。
会場は横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホール。開場15時30分、開演16時。料金は1,500円(別途1ドリンク代500円)。申し込み・詳細はホームページで。
NPO法人ARCSHIPは、新しい音楽文化を街全体で創造・発信できる心豊かな環境づくりに貢献したいという思いから、2002年12月にNPO法人として活動を開始。アーティストの活動支援・底辺の拡大を最大の目的とし、横浜市内ではストリートコンサート「横浜音楽空間」や「ホッチポッチミュージックフェスティバル」、社会人バンドのためのライブイベント「おとバン」を開催。イベントを通じて、音楽と街と人をつなげる音楽活動のあり方を提案している。