横浜の山手地区で「山手西洋館 世界のクリスマス2011」が開催されている。
今年で12回目を迎える冬の風物詩で、山手地区に残るかつて外国人住宅として使われていた西洋館7館、旧山手68番館、クロス・パティオで、世界各国のクリスマスをテーマにした装飾とイルミネーションを紹介する。主催は横浜市緑の協会。
各館のテーマは、横浜市イギリス館「英国名窯で彩るクリスマス」、山手111番館「祈り・希望~絆を深めるクリスマス」、山手234番館「ベネチアガラスに彩られたクリスマス」、エリスマン邸「God Jul 妖精と子供たちのクリスマス」、ベーリック・ホール「Christmas in my country」、ブラフ18番館「エスプリ香るパリスタイルのクリスマス」、外交官の家「ケルトの国のクリスマス」、山手68番館「白銀の世界へようこそ!」、クロス・パティオ「ドイツのクリスマス アドベントクランツ」。
会期中は「山手西洋館 光のファンタジー」と題して、外交官の家、ブラフ18番館を除く5館と、港の見える丘公園、元町公園、山手公園にイルミネーションを施すほか、各館でコンサートやフラワーレッスン、デモンストレーションなど多彩なクリスマス関連イベントを実施する。
20日は、立体的で繊細なレース編みのブローチを作る「アイリッシュクロシェ」(外交官の家)、横浜と姉妹都市のフランス・リヨンとの歴史と文化交流の講演会「ジャポニズム~日本からフランスへ~」(ブラフ18番館)。23日は、水岡のぶゆきグループによる野外コンサート「アーベントムジーク2011」(エリスマン邸の庭園)など。
23日と24日は、イタリア山庭園の並木・水路にキャンドルをともす「キャンドルガーデン」も行う。開催時間は日没~19時。
横浜市緑の協会 総務課広報係の三谷美砂子さんは「今年も山手西洋館がクリスマス装飾で華やかに彩られています。青いLEDイルミネーションとキャンドルで演出した優しいエコなファンタジーをお楽しみ下さい」と話す。
開館時間は9時30分~17時(22日~24日は19時まで。旧山手68番館を除く)。クロス・パティオは11時~19時。各館のライトアップは日没~22時(外交官の家、ブラフ18番館を除く)。入館無料。12月25日まで。