横浜駅東口地下街ポルタ(横浜市西区高島2)に、新たなウェルカムアートゲート「PORTA横濱三塔物語」が誕生した。
横浜地下街ポルタは、横浜駅東口のエントランスとして1980年11月に開業したショッピングセンター。「新:横浜再発見 温故知新」をデザインコンセプトに、ファッションやホビー、カルチャー、フーズなどの専門店と飲食店約110店舗で構成されている。
ポルタの運営会社で、横浜市都心臨海部総合整備計画(みなとみらい21)を推進する横浜新都市センター(西区高島2)は、開業32年目を迎えた地下街ポルタで大規模なリニューアル工事を実施している(来年11月末に完成予定)。リニューアル第1弾として、ポルタ大階段上のエントランス部分にウェルカムアートゲート「PORTA横濱三塔物語」を新設した。
同ゲートは、横浜港のシンボルとして親しまれている3つの塔「神奈川県庁(通称キング)」「横浜税関(通称クイーン)」「横浜市開港記念会館(通称ジャック)」をシンボルモニュメントとしたガラスのオブジェで、塔をつなぐアーチゲートにアイアン(鉄)を使用し、塔の中にはLEDライトを搭載している。
「ザ・リッツ・カールトン東京」メーンロビーのガラスタワー及びチャペル、「カレッタ汐留電通タワー」のインテリアオブジェなどを手掛ける横浜出身・在住のグラスアーティスト野口真里さんが制作した。
15日に行われた除幕式には、横浜市西区長の芳賀宏江さん、グラスアーティストの野口さん、横浜新都市センター取締役社長の小谷昌さんが出席し、劇団四季ミュージカル「キャッツ」横浜公演の出演者3人がお祝いに駆けつけた。
横浜新都市センターの小谷さんは「3塔はかつて、横浜港に入港してくる船にとっての目印とされ、日本と世界をつなぐ門の役割を果たしていました。横浜ポルタの『ポルタ』は、西洋では門という意味。その名にちなんで建てられたこの3塔のモニュメントには、お客様と光り輝くステキな暮らしをつなぐ『門』でありたいという私たちの思いが込められています」と話す。
ポルタの営業時間は10時~21時(ポルタレストラン街は11時~23時)。