横浜マーチング委員会は、横浜の風景をイラストにし、横浜のひと、まち、思い出をつなぐプロジェクト「横浜ひとまち百景」を展開している。
プロジェクトは、横浜の風景をイラストにして活用することで、地域活性化を支援するプラットホームを形成していくことが狙い。活動母体は大川印刷(横浜市戸塚区)らによる「横浜マーチング委員会」。
マーチング委員会のマーチングとは、「まち+ing」でマーチング。2008年に東京都文京区の「湯島本郷百景」(湯島本郷マーチング委員会)が活動をスタートし、札幌、仙台、いわき、山梨、大阪、福岡など全国25カ所で印刷関連業社が中心となり展開している。
「横浜ひとまち百景 第1集」は、藤棚商店街、京浜急行が走る横浜駅東口、平沼交差点からランドマークを臨む、掃部山公園、野毛柳通り、吉田町商店街、象の鼻パークよりみなとみらいを臨む、水天宮平沼神社 例大祭、開港広場前交差点の全9景。
1994年より「あかちゃん画家」、2006年からは「ふるさと画家」として活躍の場を広げている東京都湯島出身の画家・上野啓太さんがイラストを手掛ける。
イラストを活用したツールは、カレンダー、名刺、絵はがきの3種類。「横浜ひとまち百景 第1集」の中からイラストを選べ、名刺は片面3,000円~(1箱100枚)、絵はがきは1枚100円から注文できる。カレンダーはA4判100枚40,000円~(各サイズ1枚の相談も受け付ける)。
横浜マーチング委員会の広報担当者は「街歩きをしながら地元の何気ない風景をイラストにすることで、地域への誇りや自慢を再発見することができます。現在は西区と中区を中心に活動していますが、今後は横浜市各区の地元の住人や企業、商店と協働してイラストの展示イベントの開催やオリジナル商品の開発をしていきたいと考えています」と話す。
問い合わせは大川印刷 横浜営業所(TEL 045-441-2011)まで。
大川印刷は、2010年APEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議の横浜開催時に絵文字「食材ピクトグラム」を開発。また、今年11月にサービス開始した街の店舗のトイレを気軽に借りることができるプロジェクト「OPEN Toilet Project」のトイレ貸出サイン「オープントイレマーク」を共同開発している。