水仙が見ごろを迎えた三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で1月8日から、「新春 盆栽展」が開催される。
同展は1993年から開催され、今回で20回目。会期中は外苑中央広場に、横浜三溪園皐月会会員が丹精こめて育てた松竹梅の寄せ植えを始め、マツ、ウメ、カエデ、サツキ、モミジなどの盆栽約100鉢を展示する。盆栽に関する無料相談を受け付けも。
また、同園では1月25日に「三溪園初天神」を開催。当日は本牧神社宮司を祭司に迎え、11時より祈祷(きとう)をおこなう。一般参拝は11時20分頃から受け付け、参拝後は先着200人に合格祈願の鉛筆を進呈する。
会場は三溪園天満宮、雨天決行。三溪園天満宮は、間門の旧家・高梨家が江戸時代に京都北野天満宮から勧請した間門天神がその前身で、1976年に三溪園に遷座(せんざ)した。
園内の三溪記念館では1月30日まで、写真印刷技術の発達とともに、明治時代に多く作られた写真絵はがきを紹介する、三溪園昔の「写真絵はがき」展が開催されている。
三溪園保勝会事業課 広報担当の吉川利一さんは「盆栽は、自然の情景を、小さな鉢の上に表現した日本が誇る伝統の園芸文化の一つといえます。園内は冬枯れのさびしい季節ですが、1点1点を丁寧に見て頂ければ、そこにはさまざまな表現が盛り込まれ、大自然を実感できることと思います」と話す。
盆栽展の開催時間は9時~16時(最終日は15時30分まで)。入園料は大人500円、65歳以上300円、小学生200円。1月22日まで。通常の営業時間は9時~17時。