日本新聞博物館で「報道写真展」-2011年を振り返る

「死闘制し、なでしこ頂点へ」2011年7月18日撮影:共同通信

「死闘制し、なでしこ頂点へ」2011年7月18日撮影:共同通信

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 日本新聞博物館(横浜市中区日本大通11)で、1月14日より「2011年 報道写真展」が開催される。

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 同展では、東京写真記者協会加盟社(新聞、通信、放送34社)の写真記者が2011年の1年間に撮影した報道写真の中から、約300点を紹介する。主催は日本新聞博物館、東京写真記者協会。

 2011年東京写真記者協会賞には、東日本大震災の津波で母親が行方不明となっている少女と正面から向き合った「ままへ」(読売新聞東京本社、立石紀和)が選ばれた。

 会期中は、震災による一連の被害を報じる写真のほか、「一般ニュース」「企画」「スポーツ」「文化芸能」の各部門賞や特別賞、奨励賞などの報道写真を展示。

 一般ニュース部門賞(海外)=「埋められる事故車両 中国高速鉄道脱線」(朝日新聞社、樫山晃生)、企画部門賞(海外)=「アラブに『春』が来た」(読売新聞東京本社、小西太郎)、スポーツ部門賞(海外)=「死闘制し、なでしこ頂点へ」(共同通信社、鈴木大介)など、2011年を象徴する国内外のさまざまなジャンルの報道写真を月ごとに紹介し、東京以外の各地(北海道、東北、中部、関西、関西スポーツ、九州)の写真記者協会が選定したグランプリ作品も展示する。

 2月4日に開催される「2011年報道写真展 記者講演会」(会場:同館ニュースパーク・シアター)には、読売新聞東京本社編集委員の池田正一さん、共同通信社写真部の鈴木大介さんが登壇する。

 日本新聞博物館 博物館事業部博物館担当の向井晶子さんは「報道写真には、見る人の心に訴え、歴史を動かすほどの力を持つことがあります。3月中旬からは一部展示替えのうえ、各社が年明け以降に撮影した東日本大震災関連の写真を追加し、震災発生後の1年を報道写真で振り返る予定です」と話す。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入場料は、一般・大学生=500円、65歳以上=400円、高校生=300円、中学生以下無料。月曜休館。問い合わせは日本新聞博物館代表(TEL 045-661-2040)。4月15日まで。

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