帆船日本丸・横浜みなと博物館(横浜市西区みなとみらい2)で1月27日より3日間、「帆船日本丸進水記念祭」が開催される。
帆船日本丸は、1930年に船員養成のために建造され、2012年1月27日に進水82周年を迎える。また、1985年に国指定重要文化財としてみなとみらい21地区、旧横浜船渠1号ドックに係留され船内の公開を始めてから4月28日で27周年を迎える。
記念祭では、帆船日本丸の誕生日を祝うさまざまなイベントを企画。27日は、帆船日本丸と横浜みなと博物館を特別に無料公開し、乗船した先着1000人に日本丸の焼印入りの餅をプレゼントする。そのほか、バラまたはハナミズキの苗木の無料配布も予定(先着170人)。
28日は、横浜みなと博物館で、キッズのためのクイズラリーや船の折り紙教室、船長制服撮影会を実施。子ども達による「よさこい」「ヒップホップ」「チアダンス」などのステージパフォーマンスも行われる。
29日には、クイズに答えて抽選会に参加できる「帆船日本丸と横浜みなと博物館クイズラリー」、キッズパフォーマンスステージ、ペーパークラフト教室、今年初の「フリーマーケット in 日本丸」を開催。
横浜みなと博物館 特別展示室では1月29日まで、第3回「横浜の帆船日本丸」募集写真展を行う。入館料無料(博物館常設展示室・帆船日本丸は有料)。
帆船日本丸記念財団・JTB共同事業体広報担当の島宗美知子さんは「今年は近隣の保育園に通う園児にご協力いただき、ぬり絵による船のお祝いボード展示を予定しています。この機会に日本丸の船内をじっくりとご見学いただけたら」と話す。
開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。帆船日本丸・横浜みなと博物館の共通券=高校生以上600円、小中学生・65歳以上300円。小学生未満は無料。
帆船日本丸は全長97メートル、定員138人の元練習帆船。1985年の開館より現状保存をしながら往時の活動を解説してきた。横浜みなと博物館は2009年4月24日、「歴史と暮らしのなかの横浜港」をテーマにリニューアルオープンし、横浜マリタイムミュージアムを「横浜みなと博物館」に名称を変更。館内には操船シミュレーターや大さん橋を約100年間支えたスクリューパイルの展示などを設ける。