みなとみらい線馬車道駅近くのUR賃貸住宅「シャレール海岸通」(横浜市中区海岸通5)では、1月28日より入居者募集を開始する。
同物件は、1958年(昭和33年)に日本住宅公団(現UR都市機構)が建設した「海岸通団地」を建て替えたUR賃貸住宅。建設戸数は214戸で旧・海岸通団地の居住者分を除く121戸を募集する。
部屋タイプは1K~3LDKで月額家賃は96,900円~253,000円。在宅ワーク型住宅やウッドデッキテラス、パティオを備えた住宅に加え、3種類のカラーバリエーションを用意するなど、ライフスタイルに応じて多彩なプランが選べる。
在宅ワーク型住宅では、自己居住を前提として、住宅内でIT関連の業務や電子メールのやりとりで仕事ができるよう、光専用回線、電話4回線、電気容量の増量などの設備をサポートする。
住棟内には、許可保育所、調剤薬局やコンビニを併設。一部住宅ではミストサウナを備え、みなとみらい地区やベイブリッジの眺望も楽しめる。
また、同物件では東京ガスと共同でHEMS(家庭用エネルギー管理システム)試行サービスを実施する。住宅でのエネルギーの「見える化」が居住者の環境配慮行動に与える影響などを調査するのが目的。試行期間には、iPadを利用してエネルギー消費量を表示するほか、他世帯とのエネルギー消費量の比較数値などを提供する。同サービスは環境分野の取り組みとして横浜市が推進する「HEMSの4,000戸への導入」の一環。試行期間は2013年12月まで。
UR都市機構神奈川地域支社の広橋里江子さんは「交通利便性の高さや『ヨコハマが庭』というキャッチコピーにふさわしい周辺商業施設の充実、豊富なプランバリエーションが魅力的な新築賃貸住宅です。予約は不要です。皆様のご来場をお待ちしています」と話す。
建物は鉄筋コンクリート造14階建(一部6階建)。屋上の一部に太陽光発電設備を配し、発電された電力は、共用部分の機器に供給される。建設戸数の約3割の有料駐車場を設置する予定。物件付近は「北仲通北地区再開発計画」として超高層オフィスビルやホテル、タワーマンションなどの建設が予定されている。募集期間は2月5日まで。