パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で2月19日、「第7回高校生ロボットアメリカンフットボール全国大会」が開催される。
ロボットアメリカンフットボールとは、ラジコン型ロボットを操縦してコート内でボールを奪い合い、相手ゴールへ運び込み得点を競うゲーム。ロボットの出場規格は、重さ3キロ以内、縦、横、高さ各20センチ以内。全国各地から予選を勝ち抜いた28の高校生チームが横浜に集まり、選手5人でチームを編成し、5台対5台のロボットを操作して試合に挑む。
同大会は学生がロボット作りを通して技術の基礎・基本を習得し、研究意欲の向上と創造性発揮の場を提供し「ものづくり」の楽しさを知ることを目的としている。優勝チームには文部科学大臣賞、優れた技術力とチームワークを発揮したチームには経済産業大臣賞が授与される。
同大会開催のきっかけは、主催する全国工業高等学校長協会の関係者が、ITソリューション事業の富士ソフト(中区桜木町1)が開催してきた個人競技「ロボット相撲」を見たこと。ロボット相撲をヒントに、アメリカンフットボールをモデルとして、団体競技としてルールを策定した。ラジコン操作には、300台のロボットを同時にコントロールできる富士ソフト社の無線システム技術を使用している。
富士ソフト企画部コーポレートコミュニケーション室の西野千秋さんは「ロボット同士の激しいぶつかりあい、タックルをかわしたり、ボールを捕らえる巧みな操作テクニックと駆け引きなど見所満載です。チームによってさまざまな形のロボットが出場しますが、それぞれが作戦に基づいた役割を果たすために必要な形なのです。勝敗の鍵を握るのは作戦となんといってもチームワークです。観戦されるお客様にはさまざまな角度から楽しんでいただけると思います」と話す。
会場はパシフィコ横浜 展示ホールA。開催時間は10時~16時(開場9時45分)。入場無料。