BankART Studio NYK(横浜市中区海岸通3)で2月24日から3日間、JIA神奈川による横濱建築2012「CROSS×CROSS」が開催される。
同イベントは、日本建築家協会JIA神奈川が建築文化の普及を目的に1995年より毎年行っている建築祭。建築家と市民、行政、学生、こども、民間企業が幅広く交流することで、建築教育の啓発活動、市民への建築文化の伝達と普及を図る。
会期中は「交流=cross×cross」をテーマに、住宅の模型展示や写真展、シンポジウム、まち歩き、ワークショップなどさまざまなイベントを実施する。
プログラムは、神奈川県内の学生たちによる卒業設計展示・公開審査「学生卒業設計コンクール」、プロポーザルコンペの導入による「まち」のつくりかた、地域のありかた、建築家や行政の関わり方を検証する連続シンポジウム「地域を創る建築家の役割」。
関内・関外地区の近代建築を横浜の近代史を織り交ぜ写真パネルで紹介する「横浜近代建築展」、関内地区の歴史的建造物を見ながら街の歴史をたどる「建築家と歩く横浜近代建築街歩き」、地恵地楽をテーマに語り合う「グリーンドリンクス横浜」、建築家と企業が共同で創る二畳台目のART茶室で行う「いちばん小さな交流のかたち 」など。
日本建築家協会 JIA神奈川の担当者は「JIA神奈川は、神奈川県に在住在勤の日本建築家協会に所属する建築家で構成され、日本建築家協会の全国58の地域会の中で、最古の地域会として神奈川の地域に根ざした活動を行っています。建築設計デザインを生業とする会員が地域に根ざすコミュニティーアーキテクトとして、社会的資産である建築を創造し、市民が愛するアイデンティティーある『まち』の伝統の継承と創造性豊かな住文化の構築に寄与することを目的としています」と話す。
開催時間はプログラムによる。詳細はホームページで。2月26日まで。
第2会場のハウススクエア横浜(都筑区)では、16日から28日まで、世界各地の住宅・街に出会える展示「世界の家・街並み展」、自由な発想で物づくりや集団生活を学ぶ「こども空間ワークショップ」などを実施している。