横浜元町ショッピングストリート(横浜市中区元町)で3月17日、「第8回セント・パトリックス・デー・パレード横浜元町2012」が開催される。
セントパトリックデー・パレード(St.Patrick's day)は、アイルランド共和国の祝日「セント・パトリック・デー」(3月17日)を祝う祭り。前後の休日には世界各地でパレードが催され、シンボルカラーのグリーンの衣装を身につけた人々が街をパレードする。
横浜元町のパレードは2004年の開始以来、春を呼ぶ祭りとして定着。元町通りを舞台にパレードやアイリッシュミュージックライブ、アイリッシュ・ダンスパーティー「オープンエアケーリー」が行われる。
主催するのは、日本とアイルランドの友好な関係の構築や文化交流の促進を目指す非営利団体アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン(INJ)横浜 横浜パレード実行委員会。INJは、日本国内で1992年からイベントを行っており、今年は東京、京都、沖縄など計12都市でパレードを開催する。
隊列には、セントパトリック、アイルランド大使館、東京パイプバンド、在日米陸軍軍楽隊、アイリッシュ・セタークラブ、横浜リトルメジャレッツ、サンモールインターナショナルスクール、アイリッシュバー・マッキャンズ、ハードロックカフェ横浜、キニックハイスクール・マーチングバンド&米海軍青少年予備役将校訓練隊、アイリッシュダンスグループ ファーガス、アイルランド政府商務庁、横浜開港祭実行委員会、横浜市民俗無形文化財「川島囃子保存会」など、16団体が参加する予定。
横浜パレード実行委員会の三村秀樹実行委員長は「見所は東京パイプバンドや軍楽隊、そして何と言ってもアイリッシュミュージック&ダンスです。大人から子供まで、パレード参加者、観衆もみんな緑色のものを身につけて集まります。ぜひ皆様も元町にお出かけ下さい」と話す。
開催時間は、オープニングセレモニー=13時~、パレード=14時~。パレード実行委員会ではワンデーボランティアの募集を行っている。
セント・パトリックは、5世紀ころアイルランドにキリスト教をもたらした宣教者で、3月17日はセント・パトリックの命日にあたる。アイルランドの守護聖人として現在も親しまれており、キリスト教の布教でアイルランドを訪れた際に、アイルランドの国花「三つ葉のシャムロック」で三位一体を伝道したといわれている。