植物栽培用LED照明の開発・製造を手がけるキーストーンテクノロジー(横浜市中区太田町5)は、3月より自社菜園で栽培した完全無農薬野菜「横浜・馬車道ハイカラ野菜」のネット販売を行っている。
同社は馬車道のオフィスで、太陽光の代わりにLED照明を利用して植物を栽培する室内型菜園「LED菜園」を運営。オフィス内にある約9.9平方メートルの栽培スペースで、月産最大2400株の無農薬野菜を生産している。
東日本大震災の発生以降、特に食への安全が問われている背景を踏まえ、高品質でおいしい野菜を提供するための野菜通販プロジェクト「hacoiriやさい」を立ち上げ、自社ネットショップ「LED菜園ドットコム」での通信販売を開始した。
販売品目は、自社生産「横浜・馬車道ハイカラ野菜」=サラダ用のミックス野菜(レタス、スイスチャード、ビート、クレソンなど)、ハーブ類(バジル、ミントなど)。そのほか、LED・太陽光併用栽培による提携農家の「林さんちのエコトマト」、「石井さんちのこだわりイチゴ」(季節商品)など。
現在、「サラダ&ハーブセット」をキャンペーン価格で販売している。今後は、野菜をおいしく食べるための食材セットなども企画し、取扱い数を増やしていくとのこと。
同社取締役でサプリメントアドバイザーの岡崎絵里奈さんは「LED菜園で栽培する野菜は光をたっぷり浴びて育つので、ビタミンやポリフェノールなどの機能性成分が豊富です。また、香りのよいハーブを食事に取り入れることは減塩にも役立ちます。栽培には農薬を使わないので、小さなお子様がいらっしゃるご家庭への贈り物にもおすすめです」と話す。
横浜・馬車道ハイカラ野菜は、地ビールを製造販売する横浜ビールが運営するレストラン「驛(うまや)の食卓」や、同レストラン店頭で開催される野菜市「驛テラス」(火曜・金曜)などで提供している。