横浜市は4月7日、横浜市社会福祉センター(中区桜木町1)で、シンポジウム「あなたの力が社会に生きる ~NPO・女性・横浜が持つ大きな可能性~」を開催する。
同市は、2010年度末に「第3次横浜市男女共同参画行動計画」を策定するなど、これまで、性別に関わりなく、個性と能力を十分発揮できる社会を目指したさまざまな取り組みを進めてきた。
シンポジウムは、NPOや社会貢献活動を通して活躍する女性リーダーを迎え、女性の持つ力・可能性について考えることが目的。日本や世界での社会貢献の事例や、そうした活動を進めてきた登壇者の声を通して、行政でも民間企業でもない、自分らしい働き方を学ぶ機会にしてもらう。働く女性たちの社会的地位の向上など目指して活動する女性のNGO団体「日本BPW連合会」との共催。
第1部の基調対談では、林文子横浜市長、フィッシュファミリー財団理事のフィッシュ厚子さんが登壇し、「女性の力を社会に生かす~共感とヴィジョン~」をテーマに、自身のキャリアや社会活動について語り合う。
第2部は、女性や女の子に教育や雇用の機会を提供することを重要と考え、さまざまな活動を支援している、グローバルギヴィング創設者・代表の倉石真理さんが「イノヴェーションを起こす力~女性の発想と指導力~」について、自らの経験を踏まえ講演する。
第3部は、フィリピンの子ども支援に取り組む「ワクワーク・イングリッシュ」代表の山田貴子さんが「自分らしい働き方~社会貢献と仕事をつなぐ~」をテーマに講演。NGOの援助と会社の仕事を組み合わせた具体的な活動や、始めた当時の思いなどを語る。クロージングスピーチでは、シモンズ経営大学院ジェンダー研究所長のパトリシア・デイトンさんが登壇する。
主催する市民局男女共同参画推進課の二見尚子課長は「横浜市では、社会で活躍する女性を応援しています。フィッシュ厚子さんは、ボストンを中心に社会貢献活動や日本の女性の能力開発に、長年、力を注いでこられた方です。林市長との対談や、女性の起業支援のモデルとなる皆さんのお話で、女性の力で世界が変わることを実感していただきたい」と話す。
会場は、横浜市社会福祉センター4階ホール、開催時間は10時~12時30分(開場9時30分)。定員は150人、参加費無料。保育や手話通訳あり(予約制、無料)。申し込み方法などの詳細はホームページで。