横浜市が推進するごみ削減計画「ヨコハマ3R夢(スリム)プラン」の広報大使に、歌手のhitomiさんが就任した。今月からhitomiさんの手掛けたテーマソング「ノコサズタベ・スリムリル」がごみ収集車でも流れ始める。
「ヨコハマ3R夢プラン」は、ごみの減量で大きな成果があった「横浜G30プラン」を引き継いて昨年度からスタートした市の取り組み。3Rは「廃棄物のリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)」を指し、市は中でもリデュースに力を入れてごみと資源の総排出量を削減し、環境負荷の低減を図っていく方針。
今回はテーマソング作成にあたり、市がエイベックス・エンタテインメントに楽曲制作を依頼。市が子育てにも力を入れていることから、環境問題に興味を持ち子育て世代の代表としても活躍中のhitomiさんが推薦された。hitomiさんはテーマソングの作詞とボーカルを担当、同時に広報大使にも就任することになった。
「ノコサズタベ・スリムリル」では、ポップで軽快なリズムに合わせて3R実施への呼び掛けが歌われている。3月17日には、クイーンズスクエア横浜のクイーンズサークルでお披露目イベントも行われた。
hitomiさんは「ごみ削減を無理に押しつけるのではなく、共感を得られるような曲作りを心掛けました。この曲がきっかけになって、市民の皆さんができることをする3Rの行動に結び付けば」と話す。
テーマソングは市内を走るごみ収集車約500台から流れるほか、各種イベントなどでも活用される予定だという。